1 まえがき
今年のあかがね会総会は、約300人の顔が揃い、新しい柴田社長の若々しいスピーチが有り、活気のある古河電工の雰囲気を感じました。
この集まりで、私は手帳に挟んでいたGYMの予備運動の写真を2,3の方に見せたら、意外な反響があり、敬愛する同期生から、あかがね会のHPに紹介するよう勧められ、ペンを持ちました。 これは、大きな決心をしてスタートしたとか、誰かの指導を受けたとかではなく、なんとなく始め細々と継続し、途中でチェックを入れて、積み重ねて健康維持をした記録です。気楽に読んで下さい。
2 準備運動の写真
1994年秋、私の家の隣の区画が文教地区で、習志野市の体育館が開館して以来、私は、トレーニングルームに登録し、あらかじめ運動マシンの取り扱いの講習を受けて、毎週1回トレーニングを続けています。これは、私の日常生活のパターンとなり18年継続しています
トレーニングルームの準備運動の写真を示します。
1) 写真1
半月型の背骨伸長台は、弧状部分に背中を当て体を曲げ伸ばす器具です。
2) 写真2
床マットに上向きに横たわり、体を伸ばし、両足を顔の上まで2つ折りにする。
3) 写真3
ベンチに上向きに横たわり、左右の手に12Kgのバーベルを持ち上下する。
これらは、トレーニングルームでは、見慣れたポーズですが、一般の方には見慣れなくて、特に後期高齢者の方には驚かれると思います。
3 自己観察
私は、つね日頃、自己観察を心掛けていて、道具、手段を使っています。これは、私が一人暮らしをしているから、よけい神経を使うのです。
自分を見るのに,家の中に全身の姿見2台および写真、いくつかの記録をつけて、それを時々、見なおしています。
1) 医学的な健康の観察 (1) 毎年の健康診査
(2)2年ごとの人間ドック
2) 体力測定、観察 毎年の体力測定
3) 外観の老化度 写真アルバム
4) 英語レッスン 毎回のトピックス及び適時の英語検定
5) 一人旅 海外旅行及び国内の長距離ドライブ
6) その他、読書、会合など
これらの方法で、自分の変化を観察、記録して、自分を知り、どのように対処したら良いかを考えて、それを実行することに繋げて、現在に至っています。
特に、2004年家内を亡くし、家の中に伴侶の観察者がいないことで、強く自己観察を意識しました。毎年、年末にお節料理を作り、子供たちに、デモンストレーションし、記録写真を作るのも、ここに原因が有ると思います。
4 平均寿命と健康寿命
今年の9月17日の新聞に、65歳以上の人が3,074万人となり、総人口の24,1%となり、75歳以上も、1,517万人で、11,9%となりました。
既に、6月1日には、健康寿命を発表していました。
健康寿命とはW一生のうち健康面に支障がなく、日常生活が送れる期間“ と、定義しています。
|
健康寿命
|
平均寿命
|
備 考 |
男
|
70.42歳
|
79.59歳
|
差は 9.17歳 |
女
|
73.62歳
|
86.44歳
|
差は12.82歳
|
健康寿命と平均寿命の差は健康に支障が有り、ほかの人の介助を受ける期間“です。
人は生きている限り 良質な生活“を送りたいと願い、健康寿命を出来るだけ伸ばしたいものです。どうすればよいでしょう。
体育館のトレーニングルームの常連さんにどうすれば、健康寿命が伸ばせますか“ と、質問しましたら、次の回答が有りました。
1)きちんとした食事
2)適当な体の運動
3))適当な頭の運動
これは、常識的な回答で、だれもが、持っているものでした。健康寿命を伸ばすのには、各自がどのように実行するかが、問題です。なにも、実行しなければ、結果を得ることはできません。
初めに掲げました3枚の写真に、まつわる私の“体の健康”について、実行していることについて述べます。
5 体の健康
健康を心掛けて続けていることは、毎朝のウオーキング20分〜30分、毎週1回の体育館のトレーニング2時間です。ウオーキングは、特に変わったことはありませんが、夏休みには小学校の校庭で開かれるラジオ体操もコースに入れています。
1) トレーニング
習志野市東部体育館は、朝9時から夜9時まで、都合の良い時間に利用できます。
1994年11月5日から通い始めて、2012年9月17日“敬老の日”が、712回目で,No72の記録用紙に記入しました。
当初、トレーナーのテストを受けて、トレーニングメニューを決めてもらい、それに従い汗を流し、適宜、自分で負荷を替えてきました。その記録用紙のトレーニング種目は次の通りです。
トレーニング種目
自転車 サイドレイズ ウエストプレス
ウォーキング ダンベルキックバック アブドミラル
プルダウン レッグプレス ローイングバック
ローイング レッグエクステンション ダンベルロール
レッグカール
夫々、決められた負荷、繰り返し回数をこなした実績を毎回記入します。
ここに、東日本大震災当時の第64枚目の記録用紙を示します。
表 1 記録用紙No64 2011.3.2〜5.1
トレーニングは、孤独な運動で黙々とこなしており、取り立てた楽しみはありません。そこで私は毎年、その成果の分かる、体力テストを受けています。これは、英会話のクラスに通う時も、ある間隔で英検テストを受けるのと同じ楽しみです。テストの数値、評価を見て、現在の自分が分かります。
2)体力テスト
2種類の体力テストを、適宜受けています。比較もしています。
(1) アリーナでの体育協会のテスト
アリーナで体育協会のメンバーが、計測器を持って測定するもので、計測内容は、次の通りです。
A 握力 (Kg)
B 上体起こし (回)
C 長座体前屈 (Cm)
D 開眼片足たち (秒)
E 10m障害物歩行 (秒)
F 6分間強歩 (m)
測定員は、それぞれの運動項目を測定、記録し全国の年齢別体力運動能力表と比較して体力測定表がプリントアウトされ、それを受け取ります。
全国平均の体力は79歳までしかないので、79歳の平均値が表示されています。
いずれも、私の体力は、若い値です。
コメントとしては、
驚くべき素晴らしい運動能力の持ち主です。特に、筋持久力レベルは、とてもたかいです。運動を継続しましょう。“
全国の年齢別表から、私の体力の年齢相当を出してみると、項目別に相当年齢には、凸凹がありますが、実年齢よりは若かく、算術平均では、50歳代の計算結果となりました。
(2) トレーニングルームの運動マシンを使用したテスト
トレーナーに申し出ると、測定してもらえる通常のテストです。
測定の項目は、次の通りです。
A 自転車
B チェストプレス
C ダンベルカール
D アブドミラル
E レッグプレス
それぞれのマシンにトレーナーがついて、限界一杯の力の力で運動し、ある時間の続行しその数値を記録します。
この測定結果をパソコンに入れて、プリントアウトした資料が渡されます。
2) 体力テストの結果
2012年9月17日の敬老の日にトレーニングルームのテストを受けました。比較の為に13年前の1999年9月の測定結果を並べます。当時の年齢は70歳でした。
図表 1 1999年9月3日測定
図表 2 2012年9月17日測定
内容は A 形態測定結果
B スタミナ評価
C 筋力評価
E トレーニング目標へのアドバイス
この13年間のトレーニングの効果を表に示します。
|
1999年
|
2012年
|
形態
|
BMI
|
22,1
|
21,3
|
体脂肪
|
|
21,6
|
13,7
|
スタミナ
|
VO2max
|
26,0
|
40,0
|
スタミナ年齢 (歳)
|
70
|
63
|
筋力
|
胸部 Kg
|
39,3
|
57,1
|
上腕全部 Kg
|
10,0
|
14,3
|
腹部 Kg
|
50,0
|
50,0
|
大腿全部 Kg
|
121,4
|
142,9
|
実年齢
|
(歳)
|
70
|
83
|
図表で分かるように、色刷りの正面、背面の筋力表示で、一目瞭然であります。即ち、青色系は筋力が低く、赤色系は高い値を示しています。13年のトレーニングで様変わりしています。
スタミナ年齢は、1999年が70歳の実年齢と同じで、2012年には、13年経過しているにもかかわらず、逆に、63歳と若くなっています。
コメントには、”あなたのスタミナは、同年齢と比較してかなり優れたレベルです。あなたの若さの秘密はここにあります。トレーニングを継続して下さい。“
4) 人間ドックと口腔検査
昨年までは隔年にドックを受けましたが、子供達の勧めもあり、今後、毎年受診することにして、来月10月9日の予約を取りました。
診察のコメントを医師からその都度聞いて、家では過去のデーターをよく観察しますし、精密検査の指示が有れば、必ず、再診を受けています。
そのたびに、納得をし、翌年の受診に備えています。
口は元気の源ですのうたい文句に従い、歯科医師の口の健康度の検査も、9月28日に受けました。
結果は 1)口の中の状態 自分の歯18本、噛んでいる歯28本(含む入れ歯)
手入れが良く、噛み合わせ良し
2)口腔機能 舌の働き、頬の膨らまし、発音、飲み込みテスト
すべて良し
3)判定 良い状態です、これを維持して下さい。
6 あとがき
自分の体の健康は、医学的な診察、運動の効果などを観察しながら、良い状態の維持に努めてきました。特に、トレーニングの効果は予想より大きく、初めの写真は、日常のトレーニングの予備運動で、特別なものではありません。
初めに述べましたように、大きい決心をして、一連のことを計画してスタートしたわけではなく、細々と積み重ねてきた事が、このようになりました。
健康寿命を伸ばすことに関心のある方は、自分に適した方法を見つけて,是非、実行、継続されることを、お勧めします。そして、健康寿命を維持することは、周囲の方に、安心を配る事であり、自分の為だけではありません。
健康な体が維持できれば、、あなたの人生を益々輝かせるために、ボランチアに取り組まれることも薦めます。私は、4年前から、習志野国際交流協会で外国人に日本語ボランチアをして一対一で日本語を教えています。ボランチアを通して、生き甲斐を感じ、充実した毎日を送ることが出来ています。
2012年9月25日 |