紫金山・アトラス彗星を追って
      川村 知一 

はじめに
 中国の紫金山天文台と南アフリカのアトラス望遠鏡が発見した彗星が見ごろを迎える、という情報で撮影準備をして数日間を費やした結果、肉眼、双眼鏡でも確認できなかった彗星が、画像をパソコンで明るさ補正しとところ、画像端に姿を発見して感激した。

撮影トライ
10月2日:4:00~5:30 早朝、東の空に雲があり空振り(ほぼ徹夜で準備)、天頂のオリオン座三ツ星と
      大星雲M42を撮影。
10月12日:16:30~18:30 日没後、西の空に厚い雲があり空振り、月を撮影。
10月13日:16:30~18:30 肉眼、双眼鏡でも確認できず、シャッターを押した。
       後日、パソコンで明るさ補正したところ1ショットに薄く姿が写っていた。(露出1秒では不足)
10月14日:16:30~18:30 肉眼、双眼鏡でも確認できず、シャッターを押した。
       後日、パソコンで明るさ補正したところ画像右端上方に姿が写っていた。

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写真1.10月14日18:00近郊の3Fベランダから

写真2.トリミング拡大

写真3.10月2日5:00オリオン座三ツ星

写真4.トリミングM42

写真5.10月12日18:00月

写真6.写真1の撮影データ
その他;
 高校時代の天文部OBのHP編集者に画像を送付した。後輩のベテラン・アマチュア天文マニア達が蓼科の山荘で合宿、撮影を試みているようだが、たぶん天候に恵まず、まだ報告がない。一方、海外在住のOBから2点(ロスアンゼルス、ケアンズ)あっった。日ごろ、蓼科山荘では数人のOBがプロ並みの星雲の写真を撮ってHPに掲載している。
      令和6年10月20日