航空自衛隊入間基地航空祭中止など
      川村 知一 

 2019年11月3日以来4年2か月ぶり、入場者数無制限の航空自衛隊入間基地航空祭が2024年1月20日に開催される予定であったが、能登半島地震災害により1月10日中止のアナウンスがあった。
 昨年12月中旬に現地行きバスを予約(大渋滞でマイカーは困難、バスでも最後は20分徒歩覚悟)、払い込みを済ませていた。かつて気候の良い11月3日開催に比べると、寒中の屋外に開催時間6時間、前後併せて約8時間は高齢者はもちろん、かなり過酷な条件であり、重装備を考えたり躊躇したりした。
 開催内容は各種軍用機の展示、デモ飛行、メインイベントはブルーインパルスのデモ飛行とアクロバット飛行(13:30から約40分)で、予想観客数は20~30万人であった。
 ただしアクロバット飛行条件には雲底限界2,000mがあり、結果的に1月20日は曇天で不可能であった。
 主催者が開催日程を変更したのは、2019年11月3日が曇天であったので、より安定した1月開催としたと考えられるが、観客には過酷であり、戻すべきと思われた(本年11月3日を期待している)。

私の場合;
 ネットで調べると、予行演習が前日同時刻に行われ、穴場として彩の森入間公園(旧ジョンソン基地の一部)を知り、2018年、2019年の2回、雲一点ない快晴に恵まれ、購入したてのカメラとレンズの試写ができた(2018年:ニコンDf+70-300㎜、2019年:D810+70-300㎜)。快晴では機体よりアクロバットの飛跡が面白かった。
 前日といえど、公園の駐車場200台、私は現地に5:00AM着、すでに30台ほどが開園前の入り口に列をなし、6:00AM開園(鎖を外す)時点では100台ほどが列、7:00AMで満車になった。

*ということで、過去の写真を参考に掲載します。

2018年11月2日の写真;
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写真1.デモ飛行1
 
写真2.デモ飛行2

写真3.編隊飛行1

写真4.トリミング1

写真5.背面飛行1

写真6.トリミング2

写真7.アクロバット1

写真8.トリミング3

写真9.アクロバット2

写真10.トリミング4

写真11.アクロバット3

写真12.トリミング5

2019年11月2日の写真;

写真13.輸送機編隊

写真14.トリミング6

写真15.編隊飛行2

写真16.トリミング7

写真17.編隊飛行3

写真18.トリミング8

写真19.彩の森入間公園

など;
 ブルーインパルスが使用する機体は中等ジェット練習機T4で、開発からすでに40年以上が経過している。機体の45%は複合材からなり、アルミニウムでは古河アルミ製7050合金(当時新合金でアルコア特許合金)バルクヘッド大型鍛造品が使用されている。受注では名古屋支店駐在技師長Oさんが先行の他社7075合金に競り勝った物件であった。7050合金はアルミ高力合金の中で最も鋳造割れ感受性が高い合金で、たまたま私が日光工場鋳造課長を務めていた時期であった。

相変わらずの駄句;
“割れときて思い起こせよ新合金”松戸馬笑
      令和6年1月22日