晩秋の太平山と日光の2社1寺など
      川村 知一 

 11月27~29日(2泊3日)、鬼怒川のホテルを1か月半前に予約した。旅程は未定で流れに任せた。結果、初日は栃木の太平山、2日目は日光方面に車を走らせて晩秋の紅葉が残っている2社1寺を訪れた。

11月27日(月)
10:00発→外環→東北道(羽生でブランチ)→13:00栃木IC→「岩下しんしょうがミュージアム」→太平山(紅葉、神社参拝)→東北道→日光高速→17:00鬼怒川ホテル着

 太平山に行く手前に「岩下しんしょうがミュージアム」があり参考に立ち寄った。現社長が台湾行きの機内で出された生姜(台湾原産)に興味を持ち、日本で事業化した。ただし国内では再現できない品種と農法で、原材料は台湾から輸入している。
 ミュージアムは家族向きで、館内の装飾、キャラクターなど展示物はすべてピンク(しんしょうが色)に統一されている。

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写真1.エントランス

写真2.展示物の1例

写真3.しんしょうが解説
 太平山を登って、まず紅葉と見晴らしの良い展望台で一休み、さらに1km車で急な道を登り「太平山神社」に到達し参拝した。太平山神社は1,300年の歴史があり、現在の建物は300年前に建立された。
*大平町に対し太平山、大と太の違いに気づき調べると、本来は太であったが地域合併時、画数4の太は縁起が悪いので大とした、とあった。

写真4.展望台の紅葉1

写真5.展望台の紅葉2

写真6.頭に小モミジ
 

写真7.「太平山神社」

写真8.神社境内から
 鬼怒川の山々は黄橙色に染まり、紅葉目的の観光客で意外に多かった。夕食後、夜空を展望するホテル屋上テラスで、カメラを三脚に据えて星の撮影を行った。
 あいにく星の撮影には不向きの満月であったが、シャッターを押すと満月近くのオリオン座が写っていて満足できた(ニコンZ5+シグマ20㎜1.4)。

写真9.満月とオリオン座

写真10.オリオン座

写真11.満月と紅葉

写真12.朝ホテルから
11月28日(火)
11:30ホテル発→12:10東照宮駐車場→輪王寺(拝観)→東照宮(拝観)→二荒山神社→帰路→16:10ホテル着

 東照宮駐車場は90%、緩やかな坂を上り輪王寺へ、長らく修理の覆いがあったが、5年前に完成した話、拝観券を購入して入ると、床は土足でOKの仕様になっていて、靴を脱がずに拝観できたのは画期的に感じた。千手観音、阿弥陀如来、馬頭観音の3像を真近で見ることができた。

写真13.輪王寺1

写真14.輪王寺2
 東照宮へ向かうと参道の側溝に真っ赤なモミジが流水に映えて色鮮やかであった。拝観券を購入して入ると、まずは「想像の象」傍らの説明を読んだ。さらに進むと有名な「三猿」、周囲は半数以上が外国人、3人の外国人が楽しそうに「三猿」のポーズをしてスマホ撮影していた。

写真15.流水とモミジ

写真16.「想像の象」

写真17.「三猿」
 陽明門手前の石の階段には、木製の手摺があるが、中段の階段には手摺がなく、高齢者や障害者には極めて危険であった。
 陽明門には来年の干支の龍の彫り物が多数あり撮影した。通路の天井には龍の墨絵があり、今まであまり気を留めていなかった。

写真18.陽明門1

写真19.陽明門2

写真20.陽明門3

写真21.陽明門4
 眠り猫でも沢山の外国人観光客で賑わい、自撮り棒にスマホを付けて撮影する人、タブレットを掲げる人が見られた。
 最後に鳴き龍を訪れたが、案内説明は日本語の次に英語であった。

写真22.眠り猫

写真23.雀
 最後に二荒山神社を参拝した。その昔、娘、息子の七五三でお世話になった。

写真24.二荒山神社1

写真25.二荒山神社2

写真26.二荒山神社3

相変わらずの駄句;
“しんしょうが一味違う古今亭” 松戸馬笑
“三猿で猿まね上手の外国人” 詠人不知
      令和5年12月2日