今年の紅葉見物:日光&那須(後編:那須)
      川村 知一 

10月25日(火):那須の紅葉見物
11:00ホテル出発→マウントジーンズ・ゴンドラ→12:00頂上→那須連峰展望台→ドッグラン→14:00駒止(こまどめ)ノ滝駐車場→展望台→400m徒歩下り15:00「北温泉」→徒歩上り駐車場→17:00ホテル

本来スキー場のマウントジーンズは春に白い花の五葉つつじの群生、秋に紅葉が楽しめる。ただしタイミングが難しい。
今年はゴンドラ中腹の五葉つつじが見頃で、中でも樹齢約300年の真赤な五葉つつじが見られた。

”写真はクリックすると大きくなります”

写真1.ゴンドラから1

写真2.ゴンドラから2

写真3.樹齢約300年

写真4.ゴンドラにて

12:00:頂上には那須連峰展望台があり、その隣にドッグランがある。多くの愛犬家がゴンドラでやってくる。我が家の愛犬(白色)も高齢ながら年を忘れて楽しんでいた。
五葉つつじは愛子さまの印、春に白い花が下向きに咲き、撮影は難しい(写真8は8年前の2014年6月2日に撮影)。

写真5.展望台から

写真6.那須連峰案内板

写真7.ドッグラン

写真8.五葉つつじの花

14:00:マウントジーンズを後にして、アップダウンを繰り返して20分ほど、駒止ノ滝駐車場へ、展望台から下を見下ろすとエメラルドグリーン色の滝と錦の紅葉のコラボが今までで最高であった。
*那須地区は1,200年から1300年前の記録があり、「駒止ノ滝」の由来は旅人が駒を止めて一休みしながら滝を眺めたことから。

写真9.駒止ノ滝1

写真10.駒止ノ滝2

写真11.駒止ノ滝3

   

14:30:駒止ノ滝駐車場から幅2mくらいの下り坂を400mほど、江戸時代創業の温泉旅館「北の湯」がある。
駒止ノ滝には5回ほど来たが、月ノ輪熊が出没する地域でもあり躊躇していた。
たまたま駐車場誘導係員がいたので話を聞き決心して道を下った。勾配、距離は丹勢坂と同レベル、右手谷川の紅葉を眺めながら進むこと10分、古めかしい宿と手前にプール大の露天風呂が見えた。

「北の湯」はTVの旅番組で度々紹介され、温泉マニアや登山者が立ち寄って日帰り温泉が可能である。宿のパンフをスキャンして紹介する。
パンフにある「天狗の湯」は宿泊者専用で、日帰りは幾つかの露天風呂を利用する。
受付の女性に熊を懸念していた話をすると、「昨日1m位の月の輪熊が来て間もなく去った、冬には猿が来る」話があった。
下記をクリックすると「宿のパンフ」を見ることが出来ます” 
スキャン1.「北温泉」1 スキャン2.「北温泉」2

写真12.「北温泉」

写真13.露天風呂

写真14.記念写真


露天風呂に入ると先客が一人、話を始めると私と誕生日が2日違い、先客「茶臼岳の「三斗」温泉旅館(山小屋)に2泊、今日は茶臼岳に登り、下ってここに、これからバス停まで40分歩いて帰る。私「戦争中はどこに?」、先客「江東だったが出身地取手に疎開」――など。脱衣所では15㎏のリュックを荷造り、外で奥さんが「バスに間に合わなくなるから急いで!」で別れた。

後記;
今回の日光&那須紅葉見物ではタイミングに恵まれ、紅葉、滝、温泉を満喫できた。自然に囲まれた「駒止ノ滝」は最も印象的であった。

相変わらずの駄句;
“故郷には滝の錦を拝借し” 宇和野曾良
“客相は人猿熊の北温泉” 松戸馬笑

      令和4年11月1日