ニュース:那須・“殺生石”が真っ二つ!&ピラミッドの秘密
      川村 知一 

はじめに
ネットのニュース、「3月5日、那須の史跡“殺生石”が真っ二つに割れているのが発見された。」

那須のホテル(ペット同室)を利用し、那須湯本を過ぎた所にある硫黄泉“鹿の湯”を愛用してきた。“鹿の湯”の道路を挟んだ反対側に史跡“殺生石”があり、湯上りに数回散策し写真撮影もしてきた。

“殺生石”の由来は、海外から日本にやってきた“九尾の狐”が美女に化けて朝廷に入り込み、見破られて逃げ、この地で僧侶に呪文を掛けられて“殺生石”になった。

“殺生石”には松尾芭蕉と曾良が訪れ、句碑がある。かつては亜硫酸ガスの噴出が強く、昆虫の死骸が見られた。

“石の香や夏草赤く露あつし” 松尾芭蕉

”写真はクリックすると大きくなります”



写真1.“殺生石”への入口   写真2.“殺生石”近傍  写真3.縄が掛かった“殺生石”  



   写真4.2015年、愛犬と共に  写真5.芭蕉の句碑 写真6.湯の花採取 
追記;
石を割る技術として思い出されたのが、吉村作治著「ピラミッドの秘密」。
約30年前、息子が高校生の時に買ってきた岩波新書、高校時代に天文部に所属していた私も興味深く読んだ。

1.ピラミッドに使用されている長方体の石はどのように切り出したのか?
当時は超硬工具など無い時代、硬い物質はせいぜい黒曜石、石の割れやすい劈開面を利用した説?では回答にならない(今回の“殺生石”が割れも劈開面の可能性?)。

2.ギザ・ピラミッドの高さは地球と太陽までの距離(1天文単位)に関係している?
ギザ・ピラミッドの高さは146m、地球から太陽までの距離(1天文単位)は149×10⁹m、知っていたのか?どのように測定したのか?

3.ピラミッド底辺(4辺)の長さ=高さ146m×π(3.14)、πを知っていたのか?
吉村教授の推測では、当時の測量には車輪を使っていたので、必然的にπが得られた?

4.ギザ・ピラミッド(クフ王)の墓室から北向きの小さな通路(シフト)があり、当時の北極星(りゅう座のα星トゥパン)が見えた。
*北極星は移動するため、現在はこぐま座のα星が北極星になっている。
その他のピラミッドもオリオン座、おおくま座のα星シリウスなどに関係している。
(太古の人は日常生活に関連して、星空、宇宙を良く観察していた。

相変わらずの駄句
“殺生な史跡の石が真っ二つ” 松戸馬笑
      令和4年3月9日