松戸・戸定邸:紅梅、徳川昭武&渋沢栄一展案内
      川村 知一 

はじめに
昨年、松戸・戸定邸はコロナで閉園であったが、今年は開園、1月最終日曜日は日本最初の和洋折衷庭園に出られ、また梅園の紅梅が満開情報であったので1月30日(日)に訪れた。

*徳川15代将軍慶喜の異母兄弟水戸徳川藩主昭武は明治維新後29歳で引退、松戸に武家に相応しい質素な日本建築の住居を建てた。100年以上経過したが使用木材は杉の柾目で狂いが無く、現存する価値ある建築物である。(昭和15年前後に建てられた古河電工日光丹勢社宅を思い出させる作りが多々見られる。)

昭武は江戸末期、将軍の名代としてパリ万博に派遣され、同行に渋沢栄一が含まれていた。
フランスではナポレオン3世家族と親交を持ち、欧州各国歴訪などを経験した。

そのような経験を持っていたので、庭園は庭師を欧州に勉強に行かせて、日本初の和洋折衷庭園を造った。5年ほど前に原型に戻す大工事を行い、3年ほど前に公開された。

1月30日(日)
12:00発、家から車で20分足らず、まずは建屋内に入場、早速庭園に出た。
なお邸内には昭武の母親(徳川斉昭の側室)「秋庭」の間があり、欄間には出身の公家万里小路家の家紋:「雀と竹」がある。

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写真1.庭園奥から戸定邸
 
写真2.戸定邸内からの庭
 
写真3.丹勢社宅を思わせる
 
写真4.欄間の雀と竹

次に隣接する梅園に行った。梅園の中で早咲きの紅梅が満開であったが、白、ピンクは蕾も固く、2月中旬以降と思われた。


写真5.満開の紅梅
 
写真6.紅梅1

写真7.紅梅2
 
写真8.マスク姿

徳川昭武&渋沢栄一展案内
3月から4月にかけて、隣接する歴史館で貴重な品々が展示される。


写真9.パリ万博一行
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相変わらずの駄句
“東風吹けどあるじマスクで匂いせず”  松戸馬笑
      令和4年2月8日