
「豊真将」の引退を惜しむ
谷口　啓治
このところの大相撲は賑やかであり、見ていてもそれなりに楽しい。しかし、ひっそりと一人の力士が引退した。「豊真将紀行」のことであるが、残念至極である。 “全力士の手本と評される所作の美しさ。分け隔てない優しさ。古武士のようなド根性。”（抜井規泰・朝日新聞記者）と言わしめた大相撲の力士であったが、今・初場所６日目に引退を表明した。

聊か早とちりの難があろうが、日本相撲協会公式サイトを紐解き上部に転用させて貰った。当に威丈夫、素晴らしいお相撲さんだったと思う。抜井評のすべてに合点がいく程、筆者は相撲に通じているわけでは勿論ないが、なんと言っても土俵上の礼儀正しさには何時も頭の下がる思いで見ていた。今後は部屋つきの親方・立田川として後進の指導に当たられるらしいが、存分な活躍を期待している。相撲が国技と言われ、「礼に始まり礼に終わる」とされる格闘技のひとつであることは先刻ご存じの通り。
しかし、筆者が日頃苦々しく思っている相撲観によると１、土俵上のパフォーマンス（と勘違いしている）らしい所作が目に余る。卑しくも大関以上、否三役以上のものが、制限時間一杯になってから体をのけ反らせて“準備体操”をしたり、蝦蟇ガエルがびっくりするような仕切りの仕草をしたり・・・は如何なものか
２、勝負に懸ける懸賞にも・・・ ①；件数が多すぎる。就中、祝儀袋（の束）が大きくて、受け取った勝ち力士の受け取り方に悪影響を及ぼしている　　“戴いた”と言う謙虚さが無く、“コレ見んか見んか”のひけらかし！ ②；件数の多さは、直前に呼び出しが持って回る垂れ幕の本数で分かるから、祝儀袋は極小にし、正しく受け取らせるべきであろう
３、勝った力士の“手刀”の切り方もなっていない例が多い。キチンとした作法を教えるべし
４、豊真将は、この二年間　怪我に悩まされ続けた。昨年名古屋場所５日目、横綱・日馬富士（はるまふじ）に敗れ、その際くずした体勢をこらえて両足を広げたところに、（流れの中でのことではあったにしろ）頭を押さえるような形で（横綱が）のってしまった。その結果、右ひざがあり得ない方向に曲がって・・《相撲協会webより転用》）これだけではない、日馬富士の相撲には予てから筆者は眉をひそめさせられていた。やたらと張り手を乱用する、しかも下位の相手に対してであり、粗野であって見苦しい。まるで“張る魔フジ”ではないか！？そのほか、勝負が決まった後の「ダメ」の押し方が必要以上にしつこい力士が見られる
５、若手の育成にももっと力を入れて欲しい。かって、「服部」と言う大学相撲界のエースが鳴り物入りで角界入りした。結局、鳴かず飛ばずで引退したが、今はどうしているのか？現在は、「遠藤」や「逸ノ城」の成長に心を砕いている。前者は、お茶漬けナンカ食べている暇は無いはずで、先日の「白鵬」戦に見られた気力、体力差をナントカ跳ね返してほしい。後者のムーミンパパは重症である、相撲を教えてやらねば直ぐに“何時のひと”になってしまう、と不吉にも思う。 etc.　　豊真将の引退に関連して、相撲についての愚見を述べた。
またも・・　後記；筆者が中２~３の頃、千代の山、羽黒山、福の里といった言った力士に化けて、昼休みに体育館で相撲を取っていた。　　　　夫々、筆者、舞鶴の魚介類加工屋、同・船舶用品商社に、今は化け直している。
以上


「豊真将」の引退を惜しむ
谷口　啓治
このところの大相撲は賑やかであり、見ていてもそれなりに楽しい。しかし、ひっそりと一人の力士が引退した。「豊真将紀行」のことであるが、残念至極である。 “全力士の手本と評される所作の美しさ。分け隔てない優しさ。古武士のようなド根性。”（抜井規泰・朝日新聞記者）と言わしめた大相撲の力士であったが、今・初場所６日目に引退を表明した。

聊か早とちりの難があろうが、日本相撲協会公式サイトを紐解き上部に転用させて貰った。当に威丈夫、素晴らしいお相撲さんだったと思う。抜井評のすべてに合点がいく程、筆者は相撲に通じているわけでは勿論ないが、なんと言っても土俵上の礼儀正しさには何時も頭の下がる思いで見ていた。今後は部屋つきの親方・立田川として後進の指導に当たられるらしいが、存分な活躍を期待している。相撲が国技と言われ、「礼に始まり礼に終わる」とされる格闘技のひとつであることは先刻ご存じの通り。
しかし、筆者が日頃苦々しく思っている相撲観によると１、土俵上のパフォーマンス（と勘違いしている）らしい所作が目に余る。卑しくも大関以上、否三役以上のものが、制限時間一杯になってから体をのけ反らせて“準備体操”をしたり、蝦蟇ガエルがびっくりするような仕切りの仕草をしたり・・・は如何なものか
２、勝負に懸ける懸賞にも・・・ ①；件数が多すぎる。就中、祝儀袋（の束）が大きくて、受け取った勝ち力士の受け取り方に悪影響を及ぼしている　　“戴いた”と言う謙虚さが無く、“コレ見んか見んか”のひけらかし！ ②；件数の多さは、直前に呼び出しが持って回る垂れ幕の本数で分かるから、祝儀袋は極小にし、正しく受け取らせるべきであろう
３、勝った力士の“手刀”の切り方もなっていない例が多い。キチンとした作法を教えるべし
４、豊真将は、この二年間　怪我に悩まされ続けた。昨年名古屋場所５日目、横綱・日馬富士（はるまふじ）に敗れ、その際くずした体勢をこらえて両足を広げたところに、（流れの中でのことではあったにしろ）頭を押さえるような形で（横綱が）のってしまった。その結果、右ひざがあり得ない方向に曲がって・・《相撲協会webより転用》）これだけではない、日馬富士の相撲には予てから筆者は眉をひそめさせられていた。やたらと張り手を乱用する、しかも下位の相手に対してであり、粗野であって見苦しい。まるで“張る魔フジ”ではないか！？そのほか、勝負が決まった後の「ダメ」の押し方が必要以上にしつこい力士が見られる
５、若手の育成にももっと力を入れて欲しい。かって、「服部」と言う大学相撲界のエースが鳴り物入りで角界入りした。結局、鳴かず飛ばずで引退したが、今はどうしているのか？現在は、「遠藤」や「逸ノ城」の成長に心を砕いている。前者は、お茶漬けナンカ食べている暇は無いはずで、先日の「白鵬」戦に見られた気力、体力差をナントカ跳ね返してほしい。後者のムーミンパパは重症である、相撲を教えてやらねば直ぐに“何時のひと”になってしまう、と不吉にも思う。 etc.　　豊真将の引退に関連して、相撲についての愚見を述べた。
またも・・　後記；筆者が中２~３の頃、千代の山、羽黒山、福の里といった言った力士に化けて、昼休みに体育館で相撲を取っていた。　　　　夫々、筆者、舞鶴の魚介類加工屋、同・船舶用品商社に、今は化け直している。
以上