日光便り:東北応援バスツアーで石巻を訪ねる
日光 太田啓三 
 8月1日、栃木県高退連主催の「東北応援バスツアー」に45名(日光OB会=日精会から10名)が参加し、3・11東日本大震災で未曾有の被災を受けた東北の皆さんをいくらかでも支援ができたらとの主旨で実施されました。些少でもお土産や食事などで支援ができ、被災地の現状を視察してきました。
 
 

  テレビや新聞での報道により、悲惨な状況は十分理解をしていたつもりでしたが、実際に現場を見てその悲惨さに涙を滲ませながら、一同で黙祷を捧げました。今更ながら自然の恐ろしさを感じました。「天災は忘れた頃にやってくる」を実感したところでした。犠牲者にはご冥福を祈り、被災者にはお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧・復興をお祈りします。
 福島第1原発事故では、米、魚、野菜、牛肉などでの内部被爆、汚染された土壌汚染など、今更ながら原子力の恐ろしさを実感していますが、今後も予断を許さない状況で、隣県に住む栃木県の環境が心配されます。今月は広島・長崎の原爆投下66年目を迎えましたが、ビキニ水爆被害、東海原発事故に続き、日本人は4度目の被害を受けています。つくづくとこれ以上の事態を起こしてはならないと思いました。 
 
 
 
2011年8月9日