日光たより(606):梅雨が明けた戦場ヶ原では
 日光・玄梅正明 
こんにちは

梅雨明け宣言と同時に猛暑日が続く毎日ですが、戦場ヶ原でも例年にないほどの日中の気温が25℃を越える中を、修学旅行で県外から来ている各学校の数えきれないほどの子供たちも汗だくになり、こまめな水分補給をしながらガイドの説明に熱心に聞き入っていました。見応え充分の自然の景色や花々、涼風を求めてこられる多くの外国人を含むハイカーも汗だくで歩いていました。

戦場ヶ原では7月〜8月にかけて色とりどりの高山植物が咲きはじめ見頃を迎えている。戦場ヶ原の夏の花と言えば大きな群落を持つ「ホザキシモツケ・穂咲下野」の淡い紅色の花が見頃を迎えている。大きな群落で順に花が穂状に咲きすすみ長い穂のように見えることから和名がついたといわれる。
奥日光では群落をピンクの花園とも呼ばれている。(戦場ヶ原周辺に多いが、全国的にはまれで、北海道の釧路湿原、長野県の霧ヶ峰に分布しているので隔離分布とも呼ぶ。2007年までは戦場ヶ原のホザキシモツケと、フタスジチョウの生息地だったので「絶滅危惧Ⅱ類」だったが現在は「要注目種」の分類となっている。ホサキシモツケ、ノアザミも見ごろです。トモエソウの花は左右に開く花も見つかります。ハクサンフウロも今年は多く見られます。

日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2023年7月26日