日光たより(558号):梅雨寒の奥日光の花
 日光・玄梅正明 
こんにちは

日中でも気温11度と梅雨寒となった奥日光千手ヶ浜と戦場ヶ原の花情報をお届けします。(撮影は6月11日〜15日です)

中禅寺湖の千手ヶ浜にある仙人庵地内のクリンソウとさくらの仲間で最後に咲くシウリザクラの白い花が満開となり、その奥にある千手観音堂手前を流れる外山沢沿いに咲くクリンソウも全開となり、低公害バスや遊覧船で訪れた多くのハイカーや観賞客たちを喜ばせている。

戦場ヶ原では湿原一面に綿の穂(果実)を広げるワタスゲがその名にふさわしい情景を醸し出してきた。ツツジの仲間では最後に咲くレンゲツツジの蕾も膨らみを増し開花まじかとなってきた。
木道沿いを流れる湯川では、カモのつがいがあちこちに見られ、それぞれの動作が楽しく観察できる。林内では落葉低木のミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)の小さな赤花が初夏の風に揺れ動くさまは、何とも言えないくらいに可愛らしい。
戦場ヶ原を覆い隠すように咲いていたバラ科のズミ(染み・酸実)樹林の花は満開を過ぎた。


日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2022年6月16日