日光たより(556号):根雪融けた日光連山と銭澤不動尊縁日法要
 日光・玄梅正明 
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日光表連山の根雪も融け夏山シーズンを迎える季節となった。
(左から、男体山2486m・大真名子山2375.6m・小真名子山2323.1m・女峰山2483m・赤薙山2010.5m・丸山1689m 女峰山の前の山は外山880.1m)(所野から撮影)

鳴虫山の麓から銭澤沿いの山道を登ること約20分の山中に、霊験高い銭澤不動尊が祀られたお堂がある。
5月28日は、正徳年間(1711〜1715)から続く銭澤不動尊縁日にあたり地元町内はもとより講員、並びに信者各位の家内安全、厄除、交通安全、当病平癒、火防等諸願成就の護摩法要が日光山輪王寺・菅原道真(強化部長)導師のおつとめで執り行われ、老若男女約60名の参列者が護摩の風にあたり不動尊の霊験にあやかった。

(銭澤不動尊について)
応仁の乱(室町時代1467〜1468)の頃、宇都宮公綱公俗別当の時、金融の便益として当所に限り通用銭を鋳造したことに因み銭澤の地名となった。
本尊は元、安養院境内(現、二荒山神社・新宮)に在り、正徳年間(1711〜1715)銭澤に安置され火防、盗賊除、開運の守護として信仰される。
旧本堂は寄棟方形造りで懸崖に建てられていた2m四方ほどの堂で、嘉永4年6月に建立されたものだが、老朽化が激しく元の位置より多少西にずらして、岩盤の中心部に建てられ、併せて寄棟造りの行屋を昭和49年5月に講員一同により現在の不動尊堂を落成した。



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2022年5月28日