日光たより(509):日光の史跡大日堂法楽と生徒奉仕作業
 日光・玄梅正明 
こんにちは

毎年6月8日、昔はさぞかし美しかったと思われる大日堂跡地で日光山輪王寺御門跡他一山の僧侶がそろって脇を音を立てて流れる大谷川の流音にまさる「仁王経」の読経を唱え古き霊を慰める法楽が行われた。

(大日堂とは、慶安2年(1649)に大楽院第二世の恵海僧侶が再建してから景勝地として栄えた。昔は、憾満ヶ淵から清滝馬返しを経て中禅寺に至る参拝路の道筋なので江戸時代には松尾芭蕉をはじめ明治天皇も立ち寄った景勝地であった。
明治35年(1902)の足尾台風と大正8年(1919)の大谷川の大洪水で見る影も無くなってしまった。今はわずかの石佛と礎石を残すのみである・・・再建復興が待ち遠しい)

例年おおぜいの参列者と地元、安良沢小学校の生徒たちも参列して無病息災で勉学に励めるよう願いつつお参りをするが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から地元の代表者と校長先生のみの参列で無病息災とコロナの収束を願いつつ小生も焼香を済ませた。

(この法楽に合わせ毎年、安良沢小学校の生徒たちは法楽の前日までに19体あるお地蔵さま(石仏)の清掃と、新しい赤い前垂と頭巾をつける奉仕作業をしていることを添えさせていただきます)
(奉仕作業画像は安良沢小学校提供)

ノイバラ(野茨)の甘い香りが漂っていたので併せて添付します。



日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2021年6月8日