日光たより(507):奥日光ハイキングと身近で見る風情
 日光・玄梅正明 

梅雨入りしたような日が続くこのところの毎日ですが、奥日光自体はほとんど雨もなく、ハイキングに良い季節に向かっています。

湯滝から小滝廻りの自然探索コースでは、山地の止水域周辺のみに生息するクロサンショウウオ(環境省では準絶滅危惧)が水中の枯枝に産み付けた乳白色の卵嚢が観察できる。孵化まじかのようで卵嚢の色に変化がみられるようになってきた。一度で良いから孵化と幼生を観察したいものだ。

また、コース内ではピンク色の花をたくさんつけたアズマシャクナゲやオオカメノキの白花が満開を迎えている。湯滝そばのトウゴクミツバツツジも白く泡立つ滝水を背にして満開を迎えていた。

今年はヤマフジが異常なくらいに彼方此方の木々に咲きさがっている。
近くの大日堂跡にあるヤマフジの古木も小枝(蔓)は四方に広げ周りの木々にからまり紫色の花をいっぱいに咲かせている。

夜間の散歩で見つけたライトアップに浮かぶ霧中の神橋や雨上がりの夜の神橋も風情があって良いものですね。

今年も植物園のハンカチノキの花が見頃を迎えた。
昨年はたくさんのハンカチを振ってコロナにバイバイをしたわけだったが居座ってしまった。今年こそコロナに退散してほしいと思い切りハンカチを振ってほしいと願うばかりだ。

我が家の鉢植えの樹齢50年余のウラジロヨウラクが枝が折れそうなくらいに花を咲かせてくれた。もう少し観賞してから摘花してお礼を込めて肥料を与えよう。



日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2021年5月24日