日光たより(478):山の眠りへとイワナ・マスの人工採卵
 日光・玄梅正明 
こんにちは

一年は早いものでいよいよ令和も師走に入ってきました。

11月28日は日光連山七合目から山頂にかけて4度目の冠雪がみられた。
赤沼、小田代原、千手ヶ浜間を運行した低公害バスの「わたすげ号」と「しらかば号」も11月30日をもって運休となり、春夏秋冬ハイカーやカメラマンでにぎわった奥日光の湖沼原や日光連山も冬の眠りに入った。

時折吹雪模様のこの日、コロナ禍で5月から延期となっていた都内の小学6年生を連れて、湯滝〜小田代原〜赤沼のコースをハイキングしたが子供たちは寒さや悪天候にも愚痴一つ出さないで楽しく歩いてくれた。我々も今季最後のネイチャーガイドとなったが素晴らしい学校と生徒たちに出会え最後の最後まで何事もなく行動ができたことに感謝を心から表したい。

過日、同級生が経営する養魚場でイワナとマスの人工採卵(卵絞り)をはじめて見せてもらった。
養魚池から水槽に産卵時期のイワナやマスをすくい捕り一匹づつ抱きかかえながら卵を絞り出す作業であったが魚も卵も後々まで生かす作業はとても難しいらしい。画像のようにお腹を力を入れずに絞るとお腹から勢いよく数えきれないほどの透き通った黄色い卵が噴き出てきたのには驚くばかりであった(自然の河川で産卵する情景は観たことがあるが)

採卵後の作業工程は企業秘密とのことで記録はしないが、一匹の採卵で最後のころに出血をさせないで卵だけを絞りだす難しさがあるとのことであった。(出血が卵に混じると卵は死滅してしまうとのことである)

コロナ禍ウイルス感染拡大が各地で増加してきました。時節柄、コロナは勿論、風邪などひかぬようお互い注意されお過ごしください。


日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2020年12月3日