日光たより(446号):梅雨空の奥日光の
 日光・玄梅正明 
こんにちは

今日は、湯滝〜泉門池〜小田代原〜赤沼のハイキングコースに新規に造られた迂回路経由の現地研修を実施した。

コースをゆっくり観察して歩くと普段では見過ごす珍しい花や梅雨にぬれて冴えた色を増す草花などが観賞でき、キビタキ、オオルリ、アカハラなどの小鳥の声を聴きながらのハイキングができます。

・レンゲツツジは県内の野生のつつじでは5〜8cmで咲く花がもっとも大きい

・ワタスゲの花は白くなく黄色で綿毛状に伸びて白い球状のかたまりをつくり、湿原を一面に白い綿の穂をひろげる様は、見る人に感激を与え雨に濡れ萎んだ綿穂も風情がある。

・木道沿いには真紅になったミヤマウグイスカグラの果実が揺れる姿も絵になる。

・赤沼では、ホザキシモツケを食して育った小さなさなぎからやっと羽を広げることができたと喜ぶフタスジチョウの羽化も見つけることができる。

・カラフトハナシノブ(樺太花忍)は礼文島だけでみられるといわれているが、戦場ヶ原に一本だけ見られる貴重な移入植物である。(昨年植物の先生が見つけた)また、あまりうれしくはない外来種のコウリンタンポポも見つけることができる

ほかにも、クロサンショウウオの卵やニシキウツギ、湯川ではマガモが6羽の雛を見守りながら泳ぐ姿や粘菌のジクホコリ、倒木にはアカミゴケ(赤味苔)など数えきれないほどの植物が見られる。(ファイル添付できないのが残念です。)

戦場ヶ原では、今年は過去には見られなかったほどの数多くのレンゲツツジが朱橙色の花を見事に咲きほこっています。
ワタスゲデッキへは25日から赤沼側からの木道整備のため入れなくなります。
戦場ヶ原のレンゲツツジはR120沿いの左右に観賞できます。


日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2020年6月22日