日光たより(405号):3日後の霧降の瀧見頃に
 日光・玄梅正明 
こんにちは

この秋一番の寒さとなった今朝の気温は0℃、紅葉の色濃くする絶対条件の「気温の急低下」と「日照時間の長さ」の最低条件が重なり3日前に比べ紅葉が色濃くなって見ごろとなっていた。
二段の瀧上部は、葉の色が赤茶けてきていたが、中段から下段にかけては紅色も濃く混じり週末ごろが最盛となるだろう。
(2015年時の紅葉最盛と11月2日の紅葉と11月5日の紅葉の比較を添付)

「霧降の瀧」とは
華厳の滝、裏見の瀧とともに古くから日光の三名瀑に数えられ、霧降川(板穴川、滝沢とも言われる)にかかる二段の瀧で、(別名一の滝、二の滝、上の滝、下の滝)上段は垂直に落ち幅狭く、下段は壁を奔流する裾の広い滝で、流紋岩上を流れ落ち、全容は優美である。(葛飾北斎の描いた画もある)

約75mを流れ落ちる水が飛散して霧のように見えるところからこの名がある。秋の紅葉時は、滝の白さと錦秋の言葉通り素晴らしい景色が見られる。(上段25m・下段26m)

また、滝の中段、右岸の洞窟内には、江戸商人の信仰があったとされる大日如来、不動明王と制多迦童子(せいたかどうじ)、衿羯羅童子(こんがらどうじ)の石像と、またその一段下にも首の欠けた不動明王があるが、それにしても当時かなり高度な登山技術がなければ、洞窟に登ることはできないし、江戸時代の人がどのようにして石佛を祀ったのだろうか?不思議不思議


日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2019年11月5日