日光たより(385号):小田代原の情報
 日光・玄梅正明 
こんにちは

台風6号の影響で予定していた「日光の社寺」世界遺産登録20周年記念「第41回CRTクリーン日光キャンペーン」は、生憎と中止となってしまったが、前日の午後、状況下見を兼ね担当の小田代原コースを歩いてきました。

原では、ノアザミをはじめとして、イブキトラノオ・ハクサンフウロ・ホザキシモツケ・カラマツソウ・ノハナショウブなど夏の花が咲きほこっている。
貴婦人をバックに、たくさん見られた中央のノアザミの群生地は、数年前の湖水化した影響か?少なくなっていたが左側の群生地は見事です。

所どころで、開花期の少し遅い、頭下の下部が粘らないニッコウアザミや、コヒョウモンモドキというチョウの食草であるクガイソウも見つけることもできます。細長い葉を輪生することから名がついたクルマユリや、木道足元ではクルマバナなども見つけることもでき、実施すれば楽しいクリーン活動ができたと惜しい気がしてます。

また、シカ侵入防止柵の右側と左側で食害の明暗がわかるのと、シカの嫌いなグルーチング設置の効果で原内のシカ食害がなくなったものと関係者に感謝したい。

林間内では、真新しい「クマ剥ぎ」の跡を見つけました。
「熊剥ぎ」は春から夏にかけて多く見られる。カラマツの樹皮を爪で剥いて、樹液をなめるとのことで、子熊には樹液は人間でいう離乳食とも言われている。
山中での目撃は当たり前ですが、今年は街内でも熊目撃情報が多いですね。



日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2019年7月27日