日光たより(369号):弥生祭いよいよ佳境に

 日光・玄梅正明 
こんにちは


弥生祭はその昔、陰暦3月に行われていたことから弥生と呼ばれている。その弥生祭祭事も中日を過ぎ、いよいよ11町の花家体が繰り出す奉納行事などで街中の盛り上がりが最高に達する。

17日の弥生祭本祭りまでの日程と見どころ・撮影ポイントを事前紹介しておきます。

◆氏子大祭(4月15日10時より本社拝殿)と各町会所巡拝
 本社拝殿で各自治会代表や関係各位が参列のもと、氏子の家内安全を祈願する神事が斎行され、午後からは、二荒山神社神職二人が東西両町の会所巡拝で、町内氏子の繁栄と家内安全を祈願する。
4月16日(午前9時 滝尾神社と行列渡御)
◆滝尾神社神輿還御発輿祭(たきのうじんじゃしんよかんぎょはつよさい)
 滝尾神社神輿が行者堂前を通り本社へ還る祭事
(見どころ・撮影ポイント)普段見られない神社の内部と還御神事が見られる。
 朝日射す行者堂手前の参道坂道、本社までの古木杉の参道と行列)
◆本社本宮神社神輿発輿祭(午前9時 本社拝殿)
 本社と本宮神社の神輿が高天原へ渡御し、滝尾神社の神輿をお迎えする。(見どころ・撮影ポイント)
◆高天原神事(たかまがはらしんじ)(午前9時30分 本社神苑内の高天原)
 高天原にて滝尾神社の神輿をおむかえし、滝尾神社・本社・本宮神社の神輿に八乙女が神酒をお供えし、二荒山神社に古くより伝わる御前神楽舞を奉する。
(見どころ・撮影ポイント)
◆本社・滝尾・本宮神社三神輿還輿着輿祭(午前10時 本社拝殿)
三神輿が拝殿に還り、神饌を供える。
◆宵祭り。
(見どころ・撮影ポイント)(見どころ・撮影ポイント)(見どころ・撮影ポイント)たくさんあります。
 ・午後2時30分 各町家体二荒山神橋に集結
 ・午後2時40分 宵祭り式典(神橋境内)
 ・午後2時50分 登橋神事・手打ち式(神橋上)
 神橋の上で、東西両町代表者が男体山を遥拝し、手打ち式を行う。

朝早くから各町の家体が繰出し町内廻りをして昼食後には、神橋に向かう。
※今年は「日光の社寺・世界遺産登録20周年」を記念しての奉祝祭事
 神橋上でのミニライブなどもあるので、さらに賑わいを見せるでしょう。ぜひ、お出かけになってみてはいかがでしょう。
4月17日 大祭(午前10時より 本社拝殿)
◆例祭(献幣使参向の上例祭を執行し、国家の安泰と氏子崇敬者の安全を祈願する。)
◆三神輿本宮渡御発輿祭(正午 本社拝殿)
(見どころ・撮影ポイント)
 三神輿ぎょうれつを整いて上新道から中山通り、長坂を経て本宮神社へ渡御する
◆三神輿本宮着輿祭(午前1時 本宮神社)(見どころ・撮影ポイント)
 宮司以下供奉員200名、二荒山神社発祥の地である本宮神社にて祭儀を行う。
◆三神輿本宮還御着輿祭(午後2時 本社拝殿)(見どころ・撮影ポイント)
 本宮神社より下新道を通り本社へ還る。
◆東西両町家体献備(午前11時頃 二荒山神社境内へ繰込む)
(見どころ・撮影ポイント)
 弥生祭最大の見所、
(見どころ・撮影ポイント)繰込み後の名刺交換が(見どころ・撮影ポイント)
◆奉納余興(正午 本社境内特設舞台)
(見どころ・撮影ポイント)
◆神明廻り(午後3時頃)
 各町家体が本殿に参進し御神体に拝礼をする。
◆拝殿前手打ち式(神明廻り終了後)
(見どころ・撮影ポイント)
 各町自治会長、頭役が参集して弥生祭すべての儀式の〆を日光締め
(弥生締め)の三・三・一の手打ちで行う。
各町家体は、上新道を通り東照宮前・輪王寺前を通り、帰町するがこの間にもしきたりの儀式があり、神護景雲年間(767~770)からの祭りの伝統を守りつつ弥生祭を連綿と引き継いでいるのである。

祭典画像は都度発信する予定です。



日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
2019年4月15日