日光たより(18-63):三仏堂9年ぶり・二荒山神社古神札焼納祭
 日光・玄梅正明 
こんにちは

奥日光の金精道路は12月25日より2019年4月25日まで湯元口から閉鎖となりました。今年は雪もない状態ですが積雪や路面凍結により交通の安全が確保できないため冬季通行止めとなります。

日光市山内の世界遺産日光山輪王寺で2010年から始めた「平成の大修理」で本堂の「三仏堂」を覆っていた工事用建物「素屋根」の解体が完了し、約9年ぶりに「お堂」の全貌が現れ青空にまばゆく輝いていました。(残りの足場などの撤去は来年5月末までに、来年度中には修理が終わる予定)

世界遺産日光二荒山神社では「古神札焼納祭・こしんさつしょうのうさい」が厳かに執り行われ神職が古いお札や縁起物を焼き清めた。
祭壇には、神札や絵馬、金運成就叶っただいこく様や縁起物、古くなった神棚などが並べられ、神職、八乙女(みこ)が拝殿にて「斎火いみび」神事のあと、権宮司が本殿から採取した種火で火をつつけると白い煙と炎が立ち昇り、神職らの清め詞が唱えられる中で神札が燃え上がる光景を氏子や参拝者たち多くの外国人たちが見入ったりカメラに収めていた。

12月31日午後4時からは一年の締めくくりと言える「大祓おおはらえ」の神事が二荒山神社で行われる。

拝殿前で、宮司はじめ神職、八乙女、職員、一般参詣者の方々が参集し大祓神事のあと所役から配られる人形(ひとがた)に、自分の頭から足元までなでて、罪穢れ、過ち、病、災いなど一年間の悪を移し、それを大河に流し清める儀式です。
師走の大祓は、単に罪穢れなどを除去する行法であるばかりでなく新春を迎えるにあたり、一年の始まりに相応しい清浄無拓な状態に立ち返らせる重要な意味合いがあるので、ぜひ皆様も二荒山神社にご参集され大祓をされて素敵な新年をお迎えになられてはいかがでしょう。

大祓の神事は全国各地の神社で行われていますので、お近くの神社でなされてもよいとおもいます。

この一年「日光たより」をご愛読いただきありがとうございました。
皆様ご自愛で良い新年をお迎えください。


日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2018年12月27日