日光たより(18-17):弥生祭開幕(神輿飾祭・献灯祭)
 日光・玄梅正明 
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日光二荒山神社の「弥生祭」が、春日和のもと「神輿飾祭しんよかざりさい」で幕を開けた。
17日までの5日間、さまざまな神事や東西各町より花家体の繰込みなどの奉納行事が、世界遺産の日光に絢爛たる春を告げる祭りが行われる。

この弥生祭は、8世紀に始まったとされ、栃木県の無形民俗文化財にも指定される日光二荒山神社の例大祭である。
昔は陰暦3月に行われたことから、弥生祭の名が付いた。

初日の13日の神輿飾祭は、神人(じにん)と呼ばれる地元民によって重要文化財の神輿舎から金色に輝く本社(大巳貴命別名、大国主命)、本宮(味耜高彦根命)、滝尾(田心姫命)三社のみこしを運び出し、となりの拝殿に安置、同神社の神職により祭りに関わる人々の安全を祈願した。

夕方5時からは、神職や八乙女(巫女)たちによって神前から採灯された種火をもとに境内の燈籠や行燈に灯をともす「献灯祭けんとうさい」が行われ、両祭典に居合わせた大勢の外国人観光客らは興味深そうにカメラを向けたり見入っていた。

明日14日は、午後1時より滝尾神社神輿渡御祭・酒迎式・着御(座)祭がおこなわれる。ぜひお出かけください。
・滝尾の神輿一基が本社から滝尾神社へ渡御する祭り・・
・酒迎式・・途中東照宮表門前にて神輿を据え置き、東照宮神職が神饌をお供えして拝礼する式典
・着座祭・・滝尾の神輿が滝尾神社到着後に行われる祭典
      (田心姫命が実家にて二泊する。)

三神輿の画像説明
左から本宮神社神輿(味耜高彦根命アジスキタカヒコネノミコト・抱茗荷紋)、本社神輿(大巳貴命オオナムチノミコト・左三つ巴紋)、滝尾神社神輿(田心姫命タゴリヒメノミコト・丸に一紋)


日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2018年4月13日