日光たより(17-30):一気に初秋、満水の切込湖刈込湖へ
 日光・玄梅正明 
こんにちは

「止まない雨はない」と言われすが、15日以上も降り続いた雨もやっと止み、ここ2、3日朝夕の気温は20℃以下となり「残暑」の言葉を忘れてしまうほどの、寒いくらいの気温となっています。

過日、しばらくぶりでエメラルドグリーンに輝く伝説と神秘の湖「切込湖、刈込湖」に仲間たちとハイキングをしてきました。

切込湖・刈込湖とも、満々の水嵩で、例年では見られない風情を醸しだし湖岸の木々も色つき秋の始まりを見せ始めていました。

湖畔山道ではキノコの「マスタケ(食)」を見つけたり、動植物に詳しいYさんから滅多に見つからない珍しい苔(地衣類)を教えてもらい、初めて見る苔の表情に昂ぶりが湧いた一瞬でした。

画像の、・切込湖・刈込湖は、勝道上人がむかし、奥日光に棲んでいた毒蛇をこの湖に、狩り(刈)込んで切り殺したという伝説が あり、切込刈込湖の名がついたという。

 近くにある三岳(みつだけ)の溶岩流で堰止られてできた湖で、最深約15mで、実際にはつながった一つの湖で、約6mほどの水路で結ばれていて大きい方が刈込湖である。
・センニンゴケ(地衣類)は、栃木県のレッドデータブックは準絶滅危惧(Cランク)で生存への脅威が心配されています。

・コアカミゴケ(小赤実苔)は、菌類と藻類からなる共生生物で樹状地衣類です。

・マスタケは、魚のニジマスやサクラマスの身の色に似ていることから名付けられた食菌のキノコで、幼菌で採取すると味は「鶏ササミ肉」に似ていて、てんぷらやフライにすると美味とのこと。新潟方面旅行の時、マスタケの味噌煮が高級料理として出され、美味を食した経験を想いだされます。

・ヒカリゴケ(光苔)は、1科1属1種の原始的かつ貴重なコケ植物である。山道の岩窟(洞窟)のような暗所において金緑色(エメラルド色)に光る。
 

今年の紅葉は、長雨の影響で色付きが心配されますが、美しい彩色で日光の山々を錦秋に飾ってほしいと今から期待しているところです。



日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2017年8月28日