日光たより(17-26):梅雨時の風景と異様な植物
 日光・玄梅正明 
こんにちは


梅雨前線と台風により、中禅寺湖の水嵩もだいぶ増えてきています。

三岳(ミツダケ)の噴火によってできた湯ノ湖(水面標高1478㍍)と、湯滝(高さ70㍍、長さ110㍍・幅約20㍍)は、奥日光三名瀑(華厳・龍頭・湯滝)の一つで、華厳の滝の直下型の男性的な滝に比べ、岩肌を流れ落ちるナメ型の女性的な滝と言われているが、岩にあたり砕けた水が、煮立つ「湯」に見えることから名付けられたが、水量も増し豪快に流れる様は、さらに白く砕け、男性的にも見えます。


梅雨時のこの時季に見られる雲海遠望や、湯滝から赤沼までの戦場ヶ原ハイキングコースでは、最盛のレンゲツツジやアヤメも咲き始めていますのでのんびりと散策を楽しんでみてはいかがでしょう。特に午後になると人影も少なくのんびりと自然探索ができます。


また、湯滝付近では異様な形をした腐生植物を見つけることもできます。
・キツネノローソク・・スッポンタケ科、キツネノローソク属のきのこで森林の朽ちた切り株付近の落葉(腐葉土)に生育する。
 悪臭を放つのでハエによって胞子を分散させる。
 子供たちは色、形を見 て名付の納得をしています。
・ショウキラン・・ラン科ショウキラン属の多年草。葉緑素を持たず菌類に寄生する腐生植物。光合成をおこなわず菌根を形成し、共生によって栄養を得ている。名前は、5月節句の烏帽子をかぶった鍾馗に花の形が似ているところからついた。
 鍾馗様に見えますか?

・ギンリョウソウ・・腐生植物は光合成をおこなわず、動植物の遺体分解物から炭素源を摂取する植物。花の正面からみると、一つ目小僧とか目玉オヤジに見えませんか。


日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2017年7月4日