日光たより:神橋付近クールビズ
 日光・玄梅正明 
こんにちは


≪奈良時代の末、天平神護2年3月(766年)日光開山の祖、勝道上人一行は大谷川を渡ろうとしましたが、岩をかんで流れる激流に阻まれ、わたる方法がなく困り果てて上人はひざまづいて一心に祈念を凝らすと川の北岸に一人の神人(じにん)が現れました。

その姿は夜叉のようで身の丈一丈余、左手は腰にあんじ、右手に二匹の蛇をまき、上人に向かって「我は深沙大王である。汝を彼の岸に渡すべし」と言いながら手に持った蛇を放つと、赤と青二匹の蛇は、たちまち川の対岸とを結び、虹のような橋をつくり、背には山菅がはえたので上人一行は早速これによって急流を渡ることができたといいます。

振り返ってみると、神人も蛇橋もすでに消え失せてしまっていたので上人は合掌して、深沙大王の加護に感謝し、それ以来この橋を山菅の蛇橋と呼んだといいます。・・・神橋の伝説より≫

以来、世界遺産日光の玄関口「神橋」では今年1250年を迎え、登橋神事はじめ諸々の記念行事を経験することができます。

7月5日、今まで伸ばし放題だった神橋付近の立ち木や草木をはじめて伐採し夏を迎える神橋周辺がクールビズに変身しました。
(岩盤、石垣等に異常がないか要点検のため)

神橋の全体が良く見えるようになりましたので是非登橋され、岩盤上の構築状況をまじかに観察したり、橋上からさわやかな川風を浴びながら周囲景観を楽しんでてみてはいかがでしょうか。

夏休みは、暑さ知らずの日光へぜひお出かけください。

(伐採前と伐採後の映像を添付します)



日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
写真は3です。 写真をクリックすると変わります        
2016年7月5日