奥日光たより:春から初夏へ
 日光・玄梅正明 
こんにちは


奥日光の戦場ヶ原でワタスゲ群生が見頃となり原に広がる白い穂綿(果穂)と新緑とのコントラストを大勢のハイカーが写真に収めるなどしていた。

赤沼から湯滝に続く「自然研究路」のワタスゲの群生は右側に見られる。
側を流れる湯川ではマガモのつがいが仲良く泳ぐ姿も見られ、訪れたハイカーや、自然研究路をハイクする都内から来た子供たちは可愛いー可愛いを連発でした。

戦場ヶ原周辺で見られる春から初夏への花・風景を添付します。
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・ワタスゲはカヤツリグサ科の植物で山地から高山までの湿原に生え高層湿原の構成種にもなる。湿原一面の白い綿穂は花ではなく果穂である。
(参考までにワタスゲの花の画像も添付します)

・奥日光を代表する樹木で純林を作っている国道沿いのミズナラの新芽が晩霜に遭い痛々しい。(画像添付)
 温暖化と言われているが戦場ヶ原では数年前の7月1日に戦場ヶ原一面が霧氷に覆われたこともある。奥日光の1月の平均気温は-7℃・8月の平均気温が17℃~18℃もうなずける。(戦場ヶ原には梅雨がない)避暑はぜひ奥日光へ!!

・赤い川・・神戦譚で有名な、男体山の化身「蛇」と赤城山の化身「大ムカデ」が中禅寺湖の水争いで戦った場所が「戦場ヶ原」で、男体山の助っ人の弓の名人が大ムカデの目をうちぬき勝利した。敗れたムカデの血が溜まった所が「赤沼」で、血が流れ出た血が川となったのが「赤い川」である。・・戦場ヶ原に永年にわたり積もったミズゴケが泥炭となりその中の鉄分(錆)が流れ出ているのが赤い川の云われである。
 余談となるが勝負がついたところが「菖蒲ヶ浜=勝負浜」で、勝った男体山が宴をしたところが「歌が浜」で今も中禅寺湖畔にその地名が残っています。(画像添付)

 梅雨がないといわれる、初夏の奥日光へぜひお出かけください。
         
                                              

日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2016年6月8日