日光たより:名残雪とミツマタ
 日光・玄梅正明 
こんにちは


一昨日の初夏を思わせるような気温から、今朝の気温0℃と19℃もの気温差があった日光では、朝から名残雪がちらつく寒い中で市内の各中学校では卒業式(卒業証書授与式)があり素晴らしい内容の卒業式に民生委員・児童委員として参席してきました。

春の訪れを告げるミツマタの花に昨夜の名残雪が着雪しているところを撮ってみました。ミツマタの蘊蓄(うんちく)と合わせ添付します。

    ミツマタ(三椏)〜お金になる木~
 
 枝が必ず三つに分岐する特徴があるためこの名があり、三又・三枝とも書きます。(画像のミツマタ参)
 
 春の訪れを待ちかねたように咲く花。春を告げるように一足先に淡い黄色の花を一斉に開くので、サキサクと万葉歌人は詠んだとも・・。
(開花すると甘い香りが遠くまで漂う)

和紙の原料として重要である。
明治12年大蔵省印刷局で、日本の紙幣に使用するようになり、今日までミツマタを原料とした日本の紙幣は、その優秀性を世界に誇っている。
    これで「お金になる木」の意味がお解りになりましたか?

日光では世界遺産の地、二社一寺周辺の山林に群生しているところが多くある。
古き歴史を持つ二社一寺では当時和紙を多く使用するので、和紙の原料となるミツマタを植樹されたものが現在も残っているのでは?・・・(個人の憶測です)



日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
写真は3枚です。 写真をクリックすると変わります        
2016年3月10日