日光たより:雲竜渓谷2報(降雪後の雲龍)
 日光・玄梅正明 
こんにちは


先週(16日)は雪無しの雲龍渓谷でしたが、18日の大雪の後の雲龍渓谷23日実施の下見報告をします。

先週との変化と入谷される方に
・雲竜までの工事用道路と沢筋は、60cmから70cmの積雪あり。
 表面がクラストしていて歩きずらい
 除雪をしてありませんので全行程登行とラッセルを余儀なくされます。

・大量の降雪で渡渉や登行はアイゼン着用とストックがあれば先週に比べ歩きやすいです。

・トレース(雪道)もしっかり付いていますので、トレースを外れないように登行してください。
・友知らずは、氷柱から氷壁に変化しつつあるが例年に比べ小さく落氷しやすいので注意して通過してください。
・ツバメ岩の大氷柱も下まで連結しましたがまだまだ小さいです。
 また周囲の氷柱も浸水が多く岩盤にしっかり結氷していませんので、落氷落石が激しいので、岩盤(ツバメ岩)の下にはできる限り入らないでください。一本が落氷すると振動音で連鎖して落氷する実例がありますので入る場合、特に注意が必要です。また、大声を出したり氷柱を割ったり絶対にしないでください。(10時を過ぎると落氷落石が激しくなります)

・本瀑へのF1/F2はまだ薄いところもありますが全面凍結しましたが、素人の方は登れません。登攀される方はできる限り氷を割らないように登ってくだ さい。
・雲竜本瀑は、先週に比べ大きくなってきていますが全面凍結はしておらず、中間部からは滝水が流れ落ちていますので、大きな落氷が時々ありますので、本瀑直下には近寄らないようにして下さい。

画像1,2、ゲートから重機の輪達を歩くこと約1時間日向ダム展望台につく・・
     晴れていると景色が素晴らしい
画像3、内の外山(右中央三角の山)の左奥下に雲竜瀑がある。
画像5,6氷柱から氷壁に成長しはじめている。
画像7,8ツバメ岩の氷柱群・・例年に比べ氷柱が小さい
画像9〜11 本瀑へのF1/F2は薄い部位もあるが全面凍結した
      本瀑も幅広く凍結してきたが、中央部からは滝水が流れ出ている。


 雲竜渓谷の気温はたいへん低いので低体温症や凍傷に特に注意して冬山装備をしっかりとヘルメット、アイゼンは必携で安全登山に心がけましょう!


日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2016年1月24日