日光たより:雲竜渓谷第1報
 日光・玄梅正明 
こんにちは


本日は30日に実施される日光市山遭協(日光市山岳遭難対策協議会)と日光署との合同冬山救助訓練のための日光市山岳連盟の有志でコースの下見登山をしてきました。

今年の雲龍は、いまだ雪無しの状態で近直までの暖冬により氷結状態は非常に悪いです。1月の半ばを過ぎてのこんな状況の雲龍は50年余の入渓谷経験で初めての事です。

雲竜瀑までの稲荷川の流れ河床が大幅に変化していて、渡渉コース、登山道も変わっています。

・友知らずの氷壁も小さく登攀は危険です。
・ツバメ岩の氷柱群も細くて小さく落氷、落石が多発していて近づくことは危険(特にカメラマンたちに注意します)午後は氷が緩み特に要注意
・雲龍本瀑へのF1/F2は河床変化も激しく薄い結氷で登攀はベテランの指導が必要です。
・また、本瀑への左岸高巻きは雪もなく重危険です。

雲竜渓谷は観光地ではありません。
入谷される方は、午前中早く冬山経験者同行で、ヘルメット・アイゼン・ピッケル(ストック等)は必携です。

18日以降の降雪と寒波によって雲竜渓谷の状況は変化すると思いますが、お互い冬山装備をしっかりして安全登山に心がけましょう。
                        
1/16現在の雲竜渓谷の氷瀑・氷結・氷柱の画像を添付します。
                        


日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2016年1月16日