日光便り:年末行事、大注連縄奉飾と境内杉伐採記録
日光・玄梅正明  
こんにちは


日光二荒山神社参道にある大鳥居(別名:良縁鳥居)に先日編み込んだ大注連縄を大安吉日の今朝、奉飾されました。

神前に奉納祈願されていた、長さ14㍍最大直径40㌢重さ約100㌔の大注連縄を神職・八乙女の5人で大鳥居まで運び込む儀式の後、指定業者5人によってクレーン車を使って結び付け、最後に清浄の証である紙垂(四垂・しで)を貼り付け新年に向けての儀式が完了しました。


大鳥居のほか東銅鳥居(ひがしかなどりい)社務所大玄関、神社の各所にも大注連縄が奉飾されました。
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同日に、境内杉の一本(樹齢約700~750年・高さ約40㍍・目通り一周18メートル)がレントゲン検査の結果、根元から内部が腐り空洞化していることが判明、倒れると世界遺産の建物に被害を与えるということで伐採することになった。
こんな大木の伐採方法は滅多に見られないということで、関係者をはじめ木材業者などが見聞にきていました。
部分的に写真記録を撮ってみました。
最後の根本の切断は見られなかったが、途中記録を添付します。
(参考までに伐採概略手順は)
クレーン車で、切断作業員を頂部まで吊り上げ→枝切断(一本一本クレーン車で吊っておいて切断吊下げ)→幹を上部から4㍍の長さで順次切る→最後は約9㍍の長さの幹を根元部から切る)


今年一年大変お世話になりました。
御身体ご自愛の上良き新年をお迎えください。
                    


日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
神殿から運び出る
大注連縄
鳥居下へ運ばれた
大注連縄 
鳥居下まで運ばれる
大注連縄 
大注連縄結び付け
作業 

大鳥居に結ばれる
注連縄
新年を迎える大鳥居  伐採前の大杉上部 大木幹部切断
作業中

吊り下げ中の
上部大木
切断された幹上部 搬出される大木幹の
一部 
吊下げ中の上部
2段目の大幹 


平成27年12月17日