日光たより:日中の奥日光紅葉(10月号ー4)
 日光・玄梅正明 
こんにちは


14日の朝、奥白根山(2578m)に初冠雪が観測されました。
都会の小学校6年生の戦場ヶ原自然研究路ガイドが午前中にあったので道路事情(渋滞)を考えて幾分早めに家を出て中禅寺湖畔によって白根山を撮ってみました。


紅葉・黄葉のしくみ(参考書より)
樹木の葉は、クロロフィル(葉緑素)という緑色の色素と、カロチノイドという黄色い色素を持っているが、クロロフィルの量がずっと多いので、普段は緑色に見える。
秋が深まるとクロロフィルが先に分解されてカロチノイドが残るため、葉が黄色く見える。これが黄葉であり、落葉樹の大半は黄葉すると思ってよい。


一方、秋になると葉を落とす準備のため、葉柄と枝の境に離層と呼ばれる層ができる。すると、光合成で作られた糖分などの移動が妨げられて葉に蓄積し、アントシアンという赤色の色素に変化するのが紅葉といわれている。

アントシアンの生成には日光が関係してくるといわれ、日当たりが良い葉ほど赤くなり日陰の葉は黄色くなる現象が見られる。

今年の紅葉は、例年素晴らしい紅葉を見せるもみじの木々でも赤くならず黄葉となっている。他の落葉樹も黄葉が非常に多い。
考えられる理由とすれば、夏は猛暑日が続き、その後は雨の日が続き日照時間が少なかったので、アントシアンの生成が弱かったのでは?と、私的には考えています。


ガイド終了後、あまりにも素晴らしい青空と紅葉のコラボレーションに魅かれぶらりと湯ノ湖周辺から帰り道気が向くままに撮り歩いた紅葉風景を添付します。


奥日光の紅葉は、華厳の滝周辺、いろは坂あたりが見ごろです。
                  


日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2015年10月16日