奥日光たより:戦場ヶ原梅雨時を楽しむ
 日光・玄梅正明 
こんにちは


毎日鬱陶しい日が続いていますが、梅雨時を楽しむハイキングも良いものです。

戦場ヶ原の木道沿いから普段は見過ごし(見慣れ)ている植物も梅雨に濡れて目立つようになってきます。
奥日光で見られる珍しい植物を探し歩くのもこの時季の楽しみではないでしょうか。
梅雨時の植物の写真を添付します。 


・梅雨が明けるころには原一面をピンクの花園にする「ホサキシモツケ」が 開花はじめました。ホサキ(花が穂のようになって咲く)シモツケは下野で栃木県を意味しています。

・カンボク(肝木)の白い花が湯川沿いに満開です。

・ホコガタフウロ(ミツバフウロ=三葉風露)は湯滝駐車場近くで見つけました。絶滅危惧種とのこと。フウロソウ科で、ゲンノショウコの花とそっくりですが涼しげな淡いピンク色がとてもきれいです。

・都笹(ミヤコザサ・クマザサともいう)の新葉には、通称「笹のミシン目」と呼んでいるきれいに穴のあいたササの葉が見つけられます。これはササの新芽(丸まっているときに)をホソハマキモドキ(蛾の幼虫)が食べあけたものです。

・「サルオガセ(猿尾枷)」と「ウメノキゴケ」は地衣類で、霧藻とも呼ばれブナ林など落葉広葉樹林の空気のきれいな霧のかかるような森林の樹上に着生する。このくらいに成長するのに数十年かかるといわれています。
 
・ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)は、鶯が鳴きはじめるころに濃いピンク色の花を付けることから名がついた説と、花が風に揺れる様が神楽神輿を揺れ動かしているように見える、という説。花が終わると実ができるが、完熟した実はとてもおいしい。
        
 


日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
写真は8枚です 写真をクリックすると変わります        
2015年7月3日