日光便り:今年の雲龍瀑訓練
 日光・玄梅正明 
今年もよろしくお願いいたします。
今年最初の日光便りを発信いたします。


31日、日光署と日光市山岳遭難防止対策協議会による恒例の冬山山岳救助訓練が女峰山中腹の稲荷川上流にある雲龍渓谷で行われました。(Am6:00日光署出発〜15:00訓練終了)

訓練の合間に変化が激しい雲龍瀑周辺の状況を撮ってみました。
温暖化の影響?と思える異変が目立つ今年の雲龍です。


・瀑全体・・全面凍結していなく穴だらけ(過去には見られなかった、特に上部は毎年完全氷結するが)
・滝つぼにできる通称ピラミットの結氷状態が悪い(氷が密着していない、カリフラワーみたいに外に広がっている)
・周辺岩壁の崩落が激しい・・本瀑脇の岩壁や滝の流れが崩落で変わってきている。
・ツバメ岩も氷柱群が少ない、小さい、岩盤の崩落で岩のハングが浅くなってきている。水の流出が少ない。河床も高くなってきている。
・大岩からY字峡方面の河床の異常・・数年前までは、胎内瀑を登り、上流の黒岩瀑Y字峡七滝沢まで厳冬期でも行けたが岩壁崩落が毎年激しく大石がゴロゴロとなり現在は無理
・氷壁の「友知らず」も河床の上昇と川幅の広がりで、名ばかりの「友知らず」となりつつあり。


現地での気温も例年に比べ寒さはあまり感じられずの一日でした。




日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2015年2月1日