日光便り;日光の伝統行事(律院越年祭)
 日光・玄梅正明 
皆様 こんにちは


   本日1月14日は、日光の伝統行事の一つ「年越豆まき」(越年祭)が興雲律院で行われました。(NHK総合3時のニュースでも放映)


   一月の中ばに年を越すのもまた節分より早く豆まきをするのも珍しい行事で地元はもちろん近郷から多数の信者や一般者を集めて盛大に行われる。


   以前は旧暦の小正月にあたる1月14日に行ってきたが、現在は新暦の1月14日に行われている。
   14日という意味は明治の頃まであった「14日道者」という元旦から二週間精進する修行がありその満願の日がこの日である。当時は「満願法事」というのが行われ、高僧の説法や参集者の喜怒哀楽について話し合いがあり午前零時を迎えたという。


   午前11時から境内に竹笹で四方を固め、注連縄を張って結界を作り、そこに明王堂不動尊を安置して山伏秘法による採灯護摩がたかれる。この護摩は「お焚上げ」ともいって、お堂や各家から持ち寄った古いお札やだるま、正月飾りの松なども一緒に焚き上げる。
   本堂では、大護摩をたき、祈祷のあと年男年女による豆まきがあり、午後二時には教典大般若経が昌読されたあと大護摩を焚き年越の豆まきをする行事です。

                                         
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2011年1月14日