日光冬たより:氷の神殿厳冬雲龍渓谷
 日光・玄梅正明 
寒中お見舞い申し上げます。
寒い毎日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。
厳冬期の日光の便りとなると「氷の殿堂」とか「氷の神殿」と昔から呼ばれている女峰山の懐に深く切り込んだ雲龍渓谷(稲荷川の上流)の氷の芸術でしょう。


40年ほど前から、毎年行われる日光署員と日光市山岳遭難対策協議会員による冬山山岳救助訓練が今年は1月25日に実施予定されています。
その現地下見として11日と18日に入谷しました。
訓練本番には、風景撮影などできませんので下見で撮ったものを添付します。(1/25は、各新聞報道社、TV局も同行しますので、TV放映があるとおもいます)


今年の渓谷は、寒さばかり厳しく、降雪量が少ないため氷の膨らみはまだ小さいですが、入口の「友知らず」の氷壁から「ツバメ岩」の30bにもなる巨大氷柱群、高さ150bの「雲龍本瀑」が、凍結してアイスブルーに輝いてきています。


参考:氷瀑の氷はなぜ青いか?
NPO法人「氷河・雪氷圏環境研究会」によると雪が降り積もった谷間で、氷瀑や氷柱だけが青く見える。これは、光(可視光線)が赤、黄、青、紫などの波長ごとに氷へ吸収される度合いが違うことから起こる現象だという。
氷の結晶はほぼ透明だが、波長の短い紫の光より波長の長い赤い光を良く吸収する。そのため、数メートルにおよぶ大きな氷の塊になると透過した白色光は徐々に赤色が減少して、青い波長の光だけが目に届くようになるのだ。




日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2014年1月19日