日光たより(625):2024年干支「甲辰」を見つけに日光へ
 日光・玄梅正明 
明けましておめでとうございます。

 皆様には、お元気で穏やかな新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。

皇紀2684年、西暦2024年、平成6年は日光に縁の深い徳川三代将軍家光の生まれ干支の「甲辰きのえたつ」「龍」でもある。
三代将軍家光の廟廊「大猷院」には、64畳の拝殿天井に狩野一門の合作で描かれた140の龍は圧巻である。
「輪王寺」や「東照宮・陽明門」でも天井や壁に龍画が数多く見られる。
東照宮の霊獣彫刻の中で最も目につくのも龍であり、陽明門表裏にある通称「目貫(抜)の龍」が有名である。(添付画像8)(目貫又は目抜きとは中央の重要な場所を意味する・・刀の柄の中央にある抜け止めを目貫と言って重要な位置である。)

2024年はぜひ、数えきれないほどある干支の「龍」を見つけに日光へお出かけあるいは春夏秋冬魅力ある日光を一泊二日又は二泊三日の旅を計画されてみてはいかがでしょう。
芸術の美と自然の美を探しに来られるのも今年の楽しみではないでしょうか。・・私もあらためて龍がいくつ見つかるか捜し歩こうと計画しています。


(日光でみられる彫刻の龍、龍画の数点を画像添付します。)
中宮祠立木観音五大堂の「大雲龍」(瑞龍と呼ばれている)の天井画(添付画像3)の龍は空想の動物で九つの動物からできている。口は虎、目は兎、頭はラクダ、体は蛇、爪は鷹、角はシカ、ひげは鯉、うろこは魚、たてがみは馬で4足。翼のあるものを「飛竜」、足が馬の蹄になっているものを「龍馬」、天に昇らないものを「蟠龍」と呼ぶ。
陽明門の中央通路天井にある龍画は、狩野探幽による。一説に、春分には天に昇り、秋分には淵に潜むともいいこれを「昇(のぼり)龍」・「降(くだり)龍と呼び昇龍は別名八方にらみの龍・降龍を四方にらみの龍とも呼ばれる。(画像1・2)
陽明門の左手にある薬師堂の天井からとどろく龍の鳴き声を聞くことができる「鳴き龍」も有名です。(添付画像4)
自然の中にも、「龍」と名がつく名所があります。紅葉で有名な「龍頭の滝」や、氷の神殿と呼ばれる「雲龍(瀑)」がありますよ!
添付画像6・7(添付画像の説明を付け加えました)

今年も体調管理を十分にして「日光たより」を一件でも多く発信したいと考えていますのでよろしくお願いいたします。

日光の史跡・自然と山を愛し楽しむ \0/ヤッホー 玄梅デース
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2024年元旦