「富士山とチワワ」:よみうり写真大賞“入選”
川村 知一


はじめに
読売新聞の写真コンテストに初めて応募したところ、冬の部・ファミリー部門で入選し(千葉県で3名入選)、5月29日(日)朝刊の県民版に掲載された。優秀賞は全国版にカラーで掲載されたが、入選は県民版でモノクロであった。
(モノクロでは“評”のコメントが理解できないので、応募したカラー写真を紹介させていただきます。)

いきさつ
趣味・活動の「河津桜――」で報告したが、2月15日、関東平野部では珍しく積雪の朝を迎え、外環が通行規制解除になった午前11時に自宅を出発し、路面凍結前の午後4時に箱根のホテルに到着した。
翌2月16日は抜けるような青空で、チェーン規制が解除になったばかりの伊豆スカイラインを南下し、西丹那展望台(海抜694m)で一休みした。
愛犬チワワを展望台の手摺に乗せたところ、遠景には真っ青な空の下に真っ白い雄大な富士山があり、手前の小さなチワワとの対比がオモシロく、とっさにシャッターを押した。
「富士山とチワワ」と題して、既定サイズ2Lで投稿したところ、3月中ごろに入選の知らせがあった。(写真1)

写真1. 「富士山とチワワ」入選作品


インタビュー
読売新聞から電話で入選の知らせがあり、掲載は4月3日(日)予定、とのことであったが、紙面は東日本大震災と福島第一原発の報道の毎日で、掲載は見送られてしまったものと半ば諦めていた。
5月下旬の夕方、千葉支局の記者から電話があり、「これからインタビューに伺わせていただきます」ということで、インタビューと顔写真の撮影があり、5月29日(日)朝刊に予定より約2カ月遅れで掲載された。(写真2)

写真2. 読売写真大賞入選




選者の評「小型犬のチワワと雄大な富士山、上空に広がる青空。画面全体を寒色系でまとめ、巧みなレンズワークと被写体を対比させた大胆な構図で、真冬の爽快さを感じました」(読売写真大賞事務局・青木久雄)

自評「小さなチワワが雄大な富士山を見下ろすような構図。犬の毛が逆立っているのも魅力」とした。(目玉の輪郭にピントが合っているのもチワワ特有で面白い?)

種あかし
別のショットを見ていただくと、撮影の様子がわかると思います。(写真3)

写真3. 富士山とチワワ



出演者紹介
名前は“はっち”3才半(写真4.普段の“はっち”)

 写真4.普段の”はっち”



朝夕の散歩が大好きで、毎回、至近距離で数秒間見つめ合い、合言葉「そろそろ」の瞬間、ウィンナワルツを舞うように回りながら、嬉しそうに玄関に跳んでいく。
おまけに飼い主(私)が、「犬はニャー、ニャー」と教えているので、(未完成ではあるが)、それらしい声を発して跳んでいく。(写真5.笑っていいとも!)

写真5.笑っていいとも! 


 平成23年7月