はじめに
戸定邸は最後の水戸藩主、徳川昭武が140年前(明治に入り若くして藩主を引退後)に建築した、杉の柾目材を多用した狂いの無い質素な日本建築で、それに付随する日本初の和洋折衷庭園は庭師をヨーロッパに派遣して造園させた。
現在は松戸市が管理して国の指定を受け、それに合わせて庭園の復元工事を約2年半をかけて行い、特に盛り土を繰り返した土壌を削り取り復元に至った。
(復元工事で分かったことに、素地には10㎝角の石が敷き詰められていた、という。)
公開は6月2日(土)から行われ、毎月10、20、30日には庭に下りることができる。
6月10日(日)は初の10日であったが、午後2時頃から降雨のため、翌日送りになり月曜日は休館のため6月12日(火)になった。
小生は午後2時頃到着したので庭に入れず、6月12日再度訪れたところ、情報不足もあって、朝一番(9:30開園)の来訪者は小生ただ一人、庭に下りて殿様気分になり、写真を撮り放題で楽しめた。(地元シニア200円、一般250円)
6月10日(日);
邸内の縁側から庭園を眺め、庭園の南外に作られた東屋を訪れた。
かつてこの東屋の位置から正面彼方に富士山が見えていたが、10年ほど前、金町に高層マンションが富士山をさえぎるように建てられてしまった。
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