本土寺:今年の紫陽花
川村 知一
 はじめに
昨年は紫陽花で有名な本土寺(写真0)を6月6日に訪れたが、今年は開花(花?→蕚:ガク)が2週間遅れた感で、19日、26日の2回訪れた。

 6月19日
正午ごろ車で訪れると結構な人出で、寺の10台ほどの無料駐車場は満車、農家の臨時駐車場に入った(600円)。
紫陽花(10,000本)の開花は7分であったが、若々しい色合いで見映えは良かった。
中庭の菖蒲(5,000本)も有名で、満開を少し過ぎた感じであった。
帰り際に参道にある手打ち蕎麦屋(御嶽山の麓、開田村産の蕎麦粉を使用している。)にて大ざるそばを(950円)。(写真13)

 6月26日
同じく正午ごろ車で訪れた。今回は寺の無料駐車場に運良く入れた。
満開を少し過ぎた感じであったが、19日より花が大きく色付きも濃くなっていた。

 写真の解説;
参道を進むと“長谷山”表示の「仁王門」があり(写真1)、潜って進むと境内入口、左手の小高い所に「五重塔」がある(写真2)。
五重塔にはインドのネール首相が来日した折に戴いた「真仏舎利一粒」が収められている。
さらに進むと「本土寺本殿」があり(写真3)、階段の両脇に綺麗な紫陽花が満開であった。

本堂の右脇の小路を入っていくと「秋山夫人の墓」がある(写真4)。
秋山夫人は武田一族、秋山家の娘、15才で徳川家康の側室になり墓は水戸光圀が建立した。

両脇に紫陽花が咲く小路をさらに50mほど行くと、小高い丘に出て視界が開けると、満開を少し過ぎた菖蒲が咲く中庭が見える(写真5,6)。

庭の向うにある木造建屋の外側に紫陽花が多く見られる。(写真7~10)

静かな小路を行くと趣のある池があり、白い蓮が咲き(写真11)、その先に一茶の句が書かれた立札がある(写真12)。

    “影ほうし乃翁に似たり初時雨” 本土寺にて 一茶
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写真0.本土寺の説明


写真1.仁王門


写真2.五重塔


写真3.本土寺本堂

 写真4.秋山夫人の墓
 
写真5.菖蒲が咲く中庭
 
写真6.菖蒲の花 

 写真7.紫陽花
 
写真8.同左

写真9.同左 
 
写真10.同左
 
写真11.白い蓮が咲く池

 写真12.一茶の句

写真13.手打ち蕎麦屋  
      平成29年7月1日