奥日光・東照宮、那須(その3)
川村 知一
 はじめに
今回の那須行きの目的は2つ、マウントジーンズのゴヨウツツジ群生見物と温泉“鹿の湯”であった。
(*文末には番外1,2があります、よろしく)

ゴヨウツツジ;
3年前(6月2日)、ゴヨウツツジの満開が見られて再度見物しようとしたが、今回(6月10日)は残念ながら既に遅く、ツツジ系の花の寿命は短いことを再認識させられた。

今回はホテルの企画シャトルバスに参加した。
午前9時発、ポピーが満開の“フラワーワールド”に立ち寄り1時間ほど見物、その後マウントジーンズに向かった。
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写真1.フラワーワールド


写真2.背景に那須連山
ロープウェイの頂上では展望台から那須岳を,眺め、ゴヨウツツジの群生が見られる新展望台まで、40分ほど軽い登り遊歩道を行くと、間もなく雨模様、ゴヨウツツジは、ほとんど散ってしまっていて、「熊出没注意」看板があり、「熊よけラジオ」が鳴っていた。

今回の見物はハズレに終わったので、3年前の満開のゴヨウツツジを紹介します。

写真3.
満開のゴヨウツツジ

写真4.同左

写真5.同左

写真6.
ゴヨウツツジの花
“鹿の湯”;
那須に来るたびにホテルから車で15分、温泉“鹿の湯”の一番風呂に浸かる。今回もホテルの単純泉には目もくれず10,11,12日の3日間毎日通った。
泉質は硫黄泉で浴槽の温度に特徴がある。1間四方の檜の浴槽が6カ所あり、温度が41,42,43,44,46,48℃。46,48℃は異常に熱いが2,3分静かに入浴するのがコツである。

近年、TVで紹介されることが多くなり、日中は混むので早朝にしている。
(朝8:00から営業であるが、人が5,6人集まる7時半ごろから開ける)

効能;
数年前、1年近く(圧迫?)蕁麻疹に毎日悩まされ、“鹿の湯”の46,48℃を1~2分試したところ即日効果があった。
今回は昨年11月から7か月間同様だったので、再度トライしたところ再度即日解決した。
私見では、エアコンなどで皮膚神経が敏感になり、高温温泉で神経がバカになる(リセットされる)のでは?と思っている。
(抗アレルギー剤を毎日飲んでボーとする近代医学であるが、民間療法もなかなかである)

“鹿の湯”の歴史;
7世紀舒明天皇の時代から利用された温泉、松尾芭蕉も隣の殺生石で句を詠んだので利用したと思われる。
江戸時代には参勤交代で江戸に滞在した大名が将軍に休暇届を出して湯治に訪れた、とある。
休暇届の理由は東照宮参拝が主と思われ、ついでに“鹿の湯”へ?

建屋は大正時代のもの、おそらくかつての晃元荘と同様、立て直しは認められず、現状維持の補修だけ、よって好き嫌いあると思うが、大正時代の湯治場の雰
囲気が残っている感じ。
駐車場の傍らに「御所の湯」看板があり、那須御用邸の源泉である。

写真7.
“鹿の湯”の解説

写真8.
“鹿の湯”外観

写真9.
御所(御用邸)の源泉

写真10.
“鹿の湯”入口にて
番外1;
玄梅氏が戦場ヶ原で聞いたエゾハルセミ、コンデジで撮影してありましたので紹介。
エゾハルセミの鳴き声はカエルが一斉に鳴くような凄さであった。
今回の旅行で景色が一番良かった半月峠での記念写真。 
 
写真11.エゾハルセミ
 
写真12.半月峠にて
番外2;
本日のTVで八代亜紀が日光を食べ歩く番組「昼めし旅」があり、私が毎年「山椒の若葉煮」を買う、神橋の斜め向こうにある店「油源」が出てきた。
今回は初日9日、奥日光に行く前、午前中に立ち寄り、「山椒の若葉煮」5パック(1080円×5)と「ゆばちらし寿司」2個(880円×2)を買い、三本松の唐松
の木陰で美味しくいただいた。お奨めです。
「山椒の若葉煮」は84才になるお婆さん秘伝の作で、毎年カユミに耐えながら格闘する話を、10年程前に旧本店で店番していた亭主から聞いた。
「油源」は東武日光の駅弁屋でもあり、団体では「ゆばちらし弁当」の予約ができる。
以下、参考までに「昼めし旅」TV画面を撮影してみました。 
 
写真13.「ゆばちらし寿司」
 
写真14.84才お婆さん
       平成29年6月26日