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空梅雨の北関東を行く |
川村 知一 |
はじめに
北関東の山沿いは空梅雨で、水不足のため利根川の10%取水制限が始まった。
所用もあって6月18~21日(3泊4日)那須に行き、20日(月)は“沼っ原湿原”、21日(火)は“木の俣渓谷”を散策、帰路では鬼怒川の簗に寄り、その足で日光神橋へ、恒例の「油源」で山椒の若葉煮(新物)、「ふじや」で揚巻湯波を仕入れた。
6月20日(月)
天気予報に反し那須は好天で“沼っ原湿原”(標高1,230m)行きを決めた。
ホテル(標高700m)を11:30出発、近ごろ熊出没情報があるので、携帯ラジオ、スキーストックを持って車を走らせ、12:30沼っ原駐車場に到着。
“沼っ原湿原”に隣接して(株)電源開発の揚水発電用人工池“沼っ原調整池”があり、先人の偉大な計画と苦労が伺えた。
写真1.沼っ原調整池 |
駐車場から湿原まで約500m下りの山道があり「熊出没注意」の看板が所々に見られた。
草花は端境期であったが、早咲きのニッコウキスゲ、コバイケイソウ、ヤマオダマキ、サクラドウダンツツジ、シダの群生、レンゲツツジなどが所々に見られた。
(ペット持ち込みは生態系に影響するので禁止されている。) |
写真2 写真3 写真4 写真5 |
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写真2.防熊対策仕様の高齢者
写真3.ニッコウキスゲ
写真4.コバイケイソウ
写真5.同上
写真6.サクラドウダンツツジ
写真7.同上
写真8.ヤマオダマキ
写真9.見事なシダ群生
写真10.湿原遊歩道 |
写真6 写真7 写真8 写真9 |
写真10 |
6月21日(火)
朝5時半起床、6:00から朝一番の温泉、犬の散歩、朝食後帰宅の準備、本日はネットで調べたマイナーな“木の俣渓谷”行きを決め11:30出発した。
那須‐矢板線(30号)で高林にて黒磯‐田島線(369号)に右折、トンネルをくぐると木の俣橋があり、橋を越え駐車場に12:30到着。
日光荒沢の魚止めを思い出すような渓流であるが、木々が多く鬱蒼として真夏の水遊びには向いているような場所であった。水温は魚止めの方が5℃くらい冷たい感じ。 |
写真11.木の俣渓谷 写真12.愛犬と記念写真 |
30号線に戻り、矢板で矢板‐今市線(461)に右折、最終処分場反対の幟が多数見られる塩谷町を抜けて、鬼怒川沿いにある大渡簗に寄って旬(養殖?)の鮎を食べた。
例年のように簗が見えないので店のおばさんに聞くと、解禁になっているが簗はこれから、とおかしな話であったが、川向こうに根こそぎの大きな流木が数本あり、昨年11月の鬼怒川決壊による後遺症で遅れていると思われた。
今年は空梅雨情報であるが、鬼怒川の流れは例年同様の勢いであった。 |
写真13.大渡簗(対岸の流木に注目) 写真14.鮎(手前2本は子持ち) |
ここまで来ては日光に寄らねばと、鬼怒川街道から神橋へ、「油源」と「ふじや」の17:00閉店を心配しながらドライブ、何とか16:30神橋に到着した。
余談
1.星の観察 |
6月17日(金)には月に火星(マイナス2等星)が最接近して見えたので、自宅2階の
ベランダからデジタル1眼手持ち撮影した。
写真15.月と火星(最接近)
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6月18日(土)には那須で月、火星(マイナス2等星)、土星(0等星)、アンタレス
(1等星)を撮影した。
写真16.月、火星、土星、アンタレス (パソコン編集クリック、タブで星の位置が分かると思います。)
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2.ペット |
写真17.犬と飼い主の散歩 写真18.ドッグラン 写真19.ペット同伴レストラン |
平成28年6月27日 |
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