梅満開の(徳川昭武)戸定邸庭園を楽しむ
川村 知一
 はじめに
1884年(明治17年:132年前)、水戸藩11代藩主、徳川昭武により建設された松戸「戸定邸」は現在松戸市が管理して、毎月10,20,30日には日本最初の和洋折衷庭園に下りられる。2月20日(日)は梅が満開の好条件で、朝一番(9:00~)で訪れた。
*「戸定邸」は2006年7月、国の重要文化財に指定された。
*「戸定邸庭園」は2015年3月、国指定名勝に指定された。
★「戸定邸」の一番良い説明は(写真多数)、ネットで徳川秋庭を開き、「戸定邸」を開くと見られます。

 「戸定邸庭園」
明治17年から本格的な造園が行われ、庭師をヨーロッパに勉強に行かせ、日本最初の洋風を取り入れた和洋折衷庭園である。(和式:植木の丸い刈り込み、洋式:芝)
徳川昭武は15代将軍徳川慶喜の16才年下の舎弟で、慶応3年、将軍の名代としてパリ万博に派遣され、ナポレオン3世など列国の盟主に謁見、その後5年間パリに留学、そのような背景から洋式を取り入れた造園が行われた。
明治に入り、慶喜は度々「戸定邸」を訪れて昭武と狩猟や写真を共通の趣味とした。
当日は水戸の偕楽園にある300種の梅にも無い、「戸定黄梅」が満開で、メジロが2羽!

          
写真1.(クリックで拡大)   写真2.      写真3.      写真4.       写真5.
庭園の奥から見る  「戸定黄梅」と紅梅    黄梅      黄梅にメジロ     記念写真
  「戸定邸」          
     
 「梅園」
敷地は3000坪あり、庭園の東南に「梅園」があり、紅白の梅が満開であった(ピンクは盛りを過ぎていた)。入口には樹齢100年を超える「楠」の大木3本が威容を誇り、梅園に入ると梅の花の香りが流れてきた。

           
    写真6.         写真7.      写真8.      写真9.      写真10.
樹齢100年超えの「楠」から  「梅園」全景  紅梅、白梅      白梅1      白梅2

 感想
シニア松戸市民は入場無料、庭園と梅園で至福のひと時を過ごし、殿様気分を味わった。

        "東風吹けど主亡きあと匂う梅”    松戸馬笑
平成28年2月22日