森岡 三男:共著
雇用形態別・人事管理アドバイス
発行:新日本法規(平成20年6月・刊)
編集:人材活用実務研究会

 私は平成16年9月、60歳で古河ライフサービスを最後に古河電工マンを卒業しました。と、同時に30年以上前の若い頃に取得していた社会保険労務士という資格を名目に、現役時代の永年の人事・労政畑での経験を活かして、新宿で「森岡経営労務管理事務所」を開業、人事・労務・教育関係を中心としたコンサルティングに取組んでいます。

 このたび、全国の社会保険労務士20数名の執筆陣の一人として、標題の書籍を発刊しました。開業4年で全国的に活躍する先輩社会保険労務士の仲間に名を連ね、執筆陣の一員になれたことを心から誇りに思っています。
 
  皆さんご存知のとおり、わが国は今や雇用形態の多角化が急速に進んでおり、正社員比率は低下、有期労働契約の非正規社員、パートタイマー、派遣社員、請負社員等、ひとつの事業所に様々な雇用形態の労働者が働いています。古河電工グループも例外ではなく、主力工場でも正社員比率は大変小さくなっています。
関連する法令は大変幅広く、また昨今の労働法令の改正は実にめまぐるしいものがあり、人事・労政の専門家でも、それに追いついていくのがとても大変な状況です。この著作は、主として中小企業の経営者・総務担当向けに、多角化する雇用形態に即した、採用から退職までのいろいろな場面での人事・労務に関するQ&A方式の実務書です。法律的側面、実務面からのアドバイスが中心になっており、大手企業の人事・労政マンにもガイドブックとなる質の高い一冊です。約1,400ページに上り、値段も1万円を超す大著となっています。

多くのあかがね会の会員の皆様にはあまりご縁のない著作ですが、かかる活躍をしている会員がいることを知っていただければ、誠に幸いに存じます。