長崎小旅行
谷口　啓治
5月20日から24日まで、三女がいる長崎へ旅行した。三人の孫の内、長男・小５の運動会参観と言う名目であったが、8月に3歳になる末っ子の「百夏ちゃん」の成長ぶりを楽しみに、残り少ない退職金を叩いての小旅行であったが、JRのジパング割引を頼りに、ひかり号乗り継ぎと言う荒技で、駅to駅が10時間の長旅でもあった。脱線　その１；JALがアノような体たらくになって、50％offの株主特権が使えないのでヒコーキは　　　　　　　　やめた。　　　　その２；カミサンの要請で、行きは新大阪下車。約１時間のロス。　　　　その３；帰りの一人旅は、オール自由席。コスト低減のつもりが（一部の特急券を紛失）　　　　　　　　1680円の損なんて馬鹿印をやった。　でも、空からは見られないものを見て思い出に耽ったり出来た。　“旅って汽車に限りますね！”である。　（思い出に耽った部分は、稿を改めて後日に報告したい）　　　さて、長崎では平和公園至近の平和町５　　　－１９、浦上天主堂の正面を真東に見る所のマンション（借り上げ社宅）の５階にお世話　になっている（写真１）。　２１日の土曜日には、結婚式を挙げていた　のでパチリしてみたが掲載は控えたい。　　改めて平和公園を訪ねて気が付いたが、　「長崎市原子爆弾無縁死没者追悼記念堂」　（写真２）と言うのがあり、８９００余柱の霊が　安置されている。目的の運動会は、２２日（日曜日）に“長崎は、今日も雨だった”ではなく、曇天下で無事終了した。長崎市立山里小学校は、爆心地から７００mしか離れておらず、コの字型の鉄筋コンクリート３階建ての「山里国民学校」と呼ばれていて、児童１５００余名の大半が自宅で、当日在校の職員等３２名中４名を残して全員が犠牲になった由である。授業は、１９４５年１１月から師範学校で再開され、‘５１年４月に校舎の修理完了、‘８９年春に新校舎が完成であったが、当時の校庭跡に校舎が建てられ校舎跡がグランドになっている。写真３に、当時は校庭の外れにあった防空壕を示す。出入り口三か所は、中で繋がっている（一般には入れない）。構内には、色々な記念の構築物が保存されていて　いたましい限りであった。　脱線その４；　長崎の一家は、実は郡山市への　　転勤が３月８日に決まっていて、社宅も貰って　　いたようであるが、建屋の損壊でパパのみが　　単身赴任中である。　脱線その５；平和公園で見かけたドコカのご一家をパチリした（写真４）が、　　　　　　　　終戦直後を彷彿させるいでたちである（イヤ、失礼）。
台風２号接近中で、農休みの５月２９日に記す。