「今年も、また」
谷口 啓治

  明けましておめでとうございます。
戦争のない、明るい世界になりますように心から祈っております。          
さて、小さな市井人ひとり、元旦早々に旅しました。娘たちに誘われての「義理旅」ですが、数年間続いております。今年は、長崎の三女宅5人が不参加で、長女、次女らの一家8人と老人二人の静かな旅になりました。
 
 なんと、「野遊会」以来40ウン年ぶりの外房・勝浦へと長駆イチバン! 二台の車の運転は婿殿たちに一任の気楽さから、相変わらずの無責任なジョーク頻発でした。 初めてのアクアラインは、混んでいなくて快適。「海ほたる」とやらで昼食をとったり景色をながめたり・・・。

1、何となく覗きこんだゲームセンター様の遊び場に、懐かしや「ユーフォーキャッチャー」るゲーム機を発見。
  AL型材を使った機械に、潟jッケイ加工時代の思い出を重ねつつ数台のものを拝見したが、中に入っている景品に今年の干支が見当たらない。
  準管理者の若者に問う   「ウサギが入ってないネ」。  彼「ウサギって?」。
    吾「今年のエトであろう。これを使わない手はないぜ」
  
   安房は海、空共に快晴ながら風が冷たい。鴨川近くは初詣のためか流石に道路が混んでいた。やっと宿について玄関に降り立つと、寒風に「おお、寒い!」と身ぶるい。

2、フロントマンに「房総の房は、冷房の房かい?」。
     彼「・・・」なり。 一寸難しかったかったかナー 。

 宿の食事は、夕、朝ともに「バイキング」であった。そんなに安い料金でもないのに、と聊か拍子抜け。流石に「鐘の鳴る丘」時代の喧騒感はないものの、列の作り方や料理の盛り付け方に一工夫欲しいと思わないでもなかった。

3、(旅館側としても)  
  料理の品数を減らすとか、再考の余地あり。ベーシックなキット〜例えばお盆にご飯と味噌汁だけをセットしたものを準備〜を回転すしのように流しておくとかすれば、混雑緩和と従業員の省力に寄与するのではないかと、とんだお節介(未提案)。

4、地方のメニューも入れて欲しい。
  今時だと、魚(鰤など)の大根炊きとか、煮凝った魚類の煮付けなど。刺身や、にぎりすしだけでは能がない、と言った感じ(未提案)。
 
 不参加であった長崎の孫三人に土産を物色。「あった!」のは”孫の手”である。特産の竹で作られている頑丈なものを仕入れた。七人も孫がいるのに、背中を掻くためである。 孫への土産は、翌日回しとなった。

翌日は、「シーワールド」へ。

5、敬老入場券があるが、と生年月日を問われた。
  10年6月だというと、「大正か?」「バカ、平成ヨ!」  結局運転免許証の提示となったが、此処で初笑いなり。

6、シャチによるパフォーマンスに満足したが、特に三人の美人調教師、これがシャチの子紛いのピチギャルで、いとうれし!であった。
  (かきいれどきと言うことであろうが園内の物価が高騰中で辟易した。縞の財布が空となるのは、丹後の宮津なみ)。

 斯くて 平成23年が始まりました。
                     ( 1月初旬 記す)

 追記;安房の海を撮ってみたので、添付いたします。

 1月5日