ダークマター(暗黒物質)と「宇宙図」
川村 知一
はじめに
4月3日、欧州合同原子核研究機関(CERN)の研究報告会で、ダークマター(暗黒物質)が崩壊した時に出る粒子(陽電子)を捉えた可能性があるとの発表があった。
宇宙の成り立ちと現代物理学の最大の謎の一つであるダーククマターの正体解明につながる成果で、今後数カ月で見極められる可能性がある、という。

*ダークマター(暗黒物質)
我々が確認している物質(星や地球上の物質や生物)は、宇宙全体の5%であり、その他は正体不明のダークマターが27%、宇宙の膨張にかかわっているダークエネルギーが68%(つい最近の観測で5%少ないことが分かり68%になった)である。

宇宙の研究と素粒子の研究
かつて私達は、単に望遠鏡で星を観測していたが、最近は素粒子の研究と宇宙の研究の結びつきが強くなってきた。
一般人が理解するのは難しいが、私の高校の天文部の後輩が関与した「宇宙図」は、宇宙の誕生、素粒子の誕生、物質の誕生から人間の誕生まで、分かりやすく図解している。

「宇宙図」
宇宙図だけで開けますが、http://stw.mext.go.jpを開き、右の帯を下方にスライドすると「宇宙図」があります。
我々が住んでいる宇宙のいろいろな謎が、図解で分かり易く理解できると思います。
以上、最新の話題についてご参考まで。

添付資料
4月4日、国内各紙が報道しましたが、読売新聞1面のコピーを添付します。
 平成25年4月5日