神道と彼岸の墓参り
川村 知一

はじめに

 わが家は神道であるのに、なぜ仏教語の彼岸に墓参りに行くのであろうか?
この年齢になって不真面目な話であるが、神道と彼岸の墓参りについて、ネットで調べてみた。
 長い歴史に関することであり、ネットの全てを信じるわけでもないが、とりあえず読み取った事を簡単に紹介してみたい。

 結果から先に言うと、彼岸の宗教行事は、日本伝来の土着信仰の風習(日願)と外来の仏教などが様々に混淆されたものである、とある。

 仏教が伝来し、聖徳太子が国分寺、国分尼寺を各地に建立した当初、仏教は人気がなかったという。
 原因の一つに仏教には先祖供養が入っていなかったためとされ、後に日本独自に入れることに改めた、とある。
それなら中国の彼岸は?と調べると、日本以外では春分、秋分に墓参りする風習はない、とあった。どうも日本独自の宗教行事らしいことがわかった。

平成24年3月20日