「ニッポンサッカー」バンザイ 
稲 葉 浅 治 
 1月30日が日曜日で良かったと思った人が多かったのではないでしょうか。
 これは勿論1月30日午前零時にアジアカップサッカー決勝が行われ、そのテレビ実況を見るために、国民の実に3分の1が午前3時過ぎまで起きていて応援していたために30日は寝不足で、中には昼近くまで起きられなかった人が多かったと思われます。
 そして、日本人全員が応援した結果、日本は見事に優勝したのであります。しかも準決勝の日韓戦と同様に、延長戦の末に、長友のあげた左クロスを途中出場の李が、左ボレーの見事なシュートであげた1点を守り切り、2大会ぶり4度目の優勝を飾りました。
 現地カタールに自ら出向いて応援した小倉日本サッカー協会会長も大いに喜んだことと思います。というのも私達“文京いきいきアカデミア(文京区高齢者大学)”の学生一行は、1月26日に文京区にある「日本サッカーミュージアム」を専門課程の必修科目の一科目として見学に参りました。
 この日の早朝には準決勝の日韓戦で日本が延長でも決着つかず、PK戦の末に韓国を破っていました。この日も午前1時過ぎまで、テレビを見ていた人が、我々高齢者大学生の中にも多く、その興奮冷めやらぬうちに、日本サッカーミュージアムを訪問したのはグットタイミングでした。1月26日に訪問することは、半年も前から教科が組まれていたので、特にそう感じました。
 そして、その日は小倉日本サッカー協会会長が 明27日には決勝戦応援に行くという日でした。小倉会長はとても多忙な方ですので、こちらからは事前に連絡しておきませんでした。 それにも拘らず、また、会議中だったにも拘らず、”文京いきいきアカデミア(文京区高齢者大学)”の学生達にお会い頂き、記念撮影にも気持ち良く応じて頂きました。私達は小倉会長のご多忙の中でのご配慮に感謝し、日韓戦の勝利を祝い、日本の優勝を願い、何度も拍手して盛り上がりました。
 今回の優勝は、ザッケローニ新監督と選手との深い信頼関係にあり、監督の卓越した選手起用と、ベンチにいた選手も含めた全選手がそれに応えた全員の勝利であり、新しい日本サッカーの誕生を感じさせるものでありました。
 最後に、J2のジェフに一日も一日も早くJ1に復帰してほしいと熱望する次第です。


 2011.01.31